BS11でまたまた放送が再開した
太田和彦のふらり新居酒屋百選を観ていたら
酒じゃなくて
長崎に伝わるという
南蛮茶を呑ませる珈琲店が登場した
アレーこれって岡山県は津山の榕菴珈琲じゃないかって気づいた
珈琲って日本語は津山の蘭学者宇多川榕菴が作った言葉だ
この珈琲を津山で飲むことができる
それが城西浪漫館 津山市田町122
城西浪漫館の解説文抜粋
コーヒーを漢字にすると「珈琲」と書きます。この字をあてたのは誰かご存じですか?それは津山藩医であり洋学者(蘭学者)の宇田川榕菴(うだがわ・ようあん)なんです。榕菴は幕末の頃、西洋からもたらされた医学や化学などの翻訳を行い、「酸素」「水素」など、それまで日本になかった言葉を生み出しました。日本の近代科学の発展に大きく貢献した人物なのです。
「珈琲」という字はオランダ語のkoffieに漢字をあてただけではなく、「珈」は女性の髪につける玉飾り、「琲」は玉飾りの紐の意味があり、枝に連なる真っ赤なコーヒーの実を表していると言えるでしょう。西洋植物学にも精通していた榕菴だからこそ、この字をあてることができたんですね。
榕菴にちなんで生まれた「津山榕菴珈琲」は、当時オランダを通じて日本に持ち込まれたコーヒー豆と同種のものをブレンドしたこだわりの味わいです。「津山榕菴珈琲」を味わい、津山洋学資料館で津山藩の洋学者たちの功績にも思いをはせていただければと思います。