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仮面ライダー生誕50周年記念の資料写真集と聞いて、仮面ライダーごっこを楽しんだ僕は、8,800円という値段に怯むことも無く買いました!立ち読み出来ない本なので、中身を例によってご紹介します。
朝から大阪梅田の紀伊国屋書店に行くと・・・何と既に最後の1冊を幸運にも手にすることが出来ました。昨年から予約受付をしていたようで、その告知が壁にありました。知らなかった・・。ジュンク堂には未入荷なのか1冊もありませんでした。正式発売日は明日の22日ですが、紀伊国屋・新宿店では店頭に並んでいました。
1971年4月3日から1973年2月10日に放送された不朽の特撮TV作品『仮面ライダー』の資料写真集が、庵野秀明(映画『シン・仮面ライダー』脚本/監督)責任編集により発売と聞いて楽しみでした。表紙の第1話「怪奇蜘蛛男」の時の旧1号ライダーの写真を見て、心がウキウキしました。
リアルタイムで第1話を観た時、ウルトラマンとは違う仮面ライダーの素早いアクションに心を鷲掴みされたことは忘れられません。旧1号からV3まではリアルタイムで楽しみ、ライダー・カードもコレクションしました。X、アマゾンと続く中、次第に興味を失いましたが、ストロンガーの最終回に近づき懐かしいライダー達が登場するのに心を動かされ、最終回「栄光の七人ライダー」はしっかり観ました!
僕の子供時代に楽しんだTV番組の最後を飾る作品が、仮面ライダーです。万博での「死神カメレオン」のロケ現場も観に行きました。六甲ロケにも。
放送当時の特写写真、番宣用スチール等1000点以上、石ノ森章太郎によるデザイン画をはじめ当時の貴重な資料も掲載されていますが、その中にはそういったロケ現場でのスチール写真が含まれています。322ページもの重く分厚い本です。写真集と言っても、「資料」なので、大人こそ楽しめる本だと推薦します。
すぐに入手不可になりそうなので、今の内に入手されることを強くオススメします。オークションなんかでいづれ高値で取引されるんだろうな・・・。
2月20日発売、ベースボール・マガジン社の写真集「アントニオ猪木~永遠の闘魂、激闘伝説」が、既に昨日より1部書店には並んでいます。猪木追悼の最後の1冊を飾るにふさわしい箱入りの、豪華な装丁(そうてい)の1冊は値段も7,700円と高額で、ファンでも購入に躊躇するかも知れません。しかも、本はラッピングされているので、中身を見ることが出来ない!気になって仕方がないファンの方もいらっしゃると思います。
僕はこの際なので、思い切って購入しました。結果は「当たり!」です。
日本プロレスの若手時代から東京プロレス時代の猪木。BI砲の猪木もしっかり押さえられています。
猪木の名勝負と言われている試合は、そのほとんどが網羅されています。何よりも嬉しいのは、写真の1枚1枚が大きいので迫力があり、猪木の表情・躍動感が伝わって来る元気の出る書籍だという事。
近年の猪木をまとめた本や、昔の名勝負集の類の本は、どうしても1点1点の写真が小さい。そこを解消しながらも、つまらない写真は極力省き、通のファンでも懐かしく眺めることが出来る写真が選定されています。
かつ、80年代の新日本プロレス黄金時代からのファンが楽しんだ光景も、押さえています。
また、猪木信者ならよくご存知の猪木らしい仕草、表情の写真もサラリと納められています。
それなりの値段の書籍ですが、ファンなら懐かしい満足の行く写真が多数納められており、何度か繰り返して眺めるほどに味が出て来る写真集になっています。そして、この写真集を眺めていると、思わず「この試合がもう1度観たい!」となって、本棚のDVDに手が伸びる事でしょう。
僕は自身が柔道に打ち込んで4段ですし、いろんな格闘技も長年観戦して来ました。明日の「BREAKING DOWN」も観戦します。しかし、一般人が憧れて練習の末にプロのリングに上がるのではなく、強くてどうしようもない人たちがリングに上がっていた時代の方が楽しかった。
オーディション等の場で怒鳴り散らしたり、煽りPVを作って強く見せるのではなく、強くて仕方がない人たちが、黙って東京都の電話帳を引き裂いたり、リンゴを握りつぶしたりするシーンに、子供の頃は素直に驚き、その強さに憧れました。古き良き時代の強くて仕方が無かったヘビー級の格闘家。その体や動きを見るだけでお金を払っても良いと思わせる選手たち。そういう昭和の雰囲気さえ嗅ぎ取れる1冊ですので、購入を迷われている方は思い切って買う事をオススメします。