名盤と言われるものが数多く紹介される中、では「実際に世界中で1番売れたアルバムは何?」という素朴な疑問をお持ちになった方もいると思います。LP、CD、ダウンロードに配信、レンタル屋の購入枚数と多岐に渡る現在。時代によってソフトの発売状況が違い、プレイヤーを持つ人々の比率も違うのですが、現在発表されている統計、ギネスなどを信用すると・・・
1位 「スリラー」 マイケルジャクソン
2位 「バック・イン・ブラック」 AC/ DC
3位 「ボディガード」 サウンドトラック
4位 「グレイテスト・ヒッツ1971-1975」 イーグルス
5位 「サタデー・ナイト・フィーバー」 サウンドトラック
となります。僕が初めてギネス・ブックを買った時、世界で最も売れたレコードという欄に、「サタデー・ナイト・フィーバー」が、ビートルズの「ヘイ・ジュード」を抜いた!と書いていたのが、随分昔のことになりました。
1位の「スリラー」は全米37週アルバムチャート1位という不滅の記録を持っています。何せ最後に1位を獲得したのが、発売の1年半後。1枚のアルバムからシングル7曲連続トップ10乳入りも記録。売上は史上唯一の1億枚突破。しかも今年、このアルバムの「25周年記念リミテッド・エディション」なるものも発売したので、まだまだ売れるのでしょう。
2位は意外でした。AC/DC。ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のリフが日本のバンド小僧に愛されましたが、そのアメリカ版が「バック・イン・ブラック」なので、それだけ売れていたんでしょう。4200万枚も売れているのですが、1位が遠すぎて霞んでいます。
3位と5位はサントラ盤。でも5位の「サタデー・ナイト・フィーバー」は、ビージーズの復活劇と映画の大ヒットがあったとは言え、値段の高い2枚組でしたので、当時は本当によく売れたものだと思いました。4位のイーグルスは「ホテル・カリフォルニア」発売前なのに、4100万枚です。
ちなみに僕の愛するビートルズの最も売れたアルバムは、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の3200万枚。ただ「アビー・ロード」とは僅差らしいので、入れ替わりも近いのでは?