青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

猪木が毎年恒例の炊き出し支援、今年の漢字は「友」

2008-12-28 | 素晴らしかった興行・イベント

“燃える闘魂”アントニオ猪木氏が27日、毎年恒例となっている年末の炊き出し支援活動を都内・新宿中央公園にて行った。昨今の経済不況の影響か、関係者によると「例年に比べて多い」とのことで、多数のホームレス状態にある人々が行列をなしていた。用意された食材は2,300食にも及んだ。

そこへ、つなぎ姿の猪木が現れると、まずはお約束の「元気ですかーッ!」を一発。大歓声で迎え入れられるや、そのまま大きな台紙に「友」という漢字をしたため、今年1年の世相を表した。この意味について猪木は「去年は『運』と書いたけど、こんな時代だから『友』。助け合って、支え合って生きていかなきゃいけない」と神妙な面持ちで語り、協力して生きていくことの大切さを説いた。

今年で8年目を迎えたこの活動については「年々、思いが変わっている。俺より年上もいるしね。こんなことで解決はしないだろうけど、待っている人もいるから」と特別な思いを持って臨んでいることを明かした。

猪木は自ら陣頭に立ち、ラーメンやおにぎり、缶詰などを手渡していた。時には並んだ人たちと語り合い、「ありがとうございます」と感謝されては満面の笑みで応えていた。「どこへ行っても不景気な話ばかり。だから少しでも元気をね。事情があってこうなったんだろうし」

この優しさと元気こそが、今の日本に欠けているのかもしれない。



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