青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

土方歳三の命日

2007-05-11 | 雑学(教養)の部屋

今日5月11日は、新選組副長・土方歳三の命日です。僕は新選組のファンであり、研究家の1人です。土方と言えばやはり司馬遼太郎の作品のイメージが強く、僕も新選組の足跡を求めて、京都~箱館を辿った経験があります。



土方歳三は、慶応5年(明治2年だけど敢えて慶応・笑)(1869)の5月11日、最後まで新選組副長としての誇りを持ち、単騎、政府軍陣地に切り込みをかけ一本木柵を突破したが、敵弾を腹に受けて散華したと伝えられています。予め死を覚悟していた歳三は、5月5日小姓の市村鉄之助を郷里多摩の日野に使に出し、遺品(写真・毛髪)と辞世の歌を託しました。

「たとひ身は 蝦夷の島根に朽ちるとも  魂は東の君やまもらん」

これが彼の辞世の句です。

僕が土方歳三を好きなのは、彼の死に様ではなく、生き様です。最期まで己の誠を貫き生きた真の侍でした。死に間際は賊軍扱いされ、世間に批判されたとしても。現在において新選組は幕末を代表する集団の1つです。「何が良くて何が悪いのかは、100年200年後の人々が決めればいい」-その通りです。現在、新選組は多くの人々に愛されています。

尚、本年土方歳三資料館において、歳三の愛刀である「和泉守兼定」の刀身を見ることが出来るのは、今月12,13,20日のあと3日だけです。天気が良ければこの週末、多摩に足を伸ばしてみては如何でしょう。歳三の眠る石田寺、高幡不動尊、井上源三郎の墓等もすぐ近くにありますよ。ファンの方は足を伸ばされる時はご注意下さい。グッズで財布が緩みがちになりますので。ちなみに今年の“日野・新選組まつり”も12&13日です。

最後に「佐藤彦五郎資料館」では、土方歳三の愛用していた横笛が新たに発見され、展示されています!



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