青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

深夜ラジオ放送 ~ ABCヤングリクエスト!

2007-04-08 | 昭和・思い出は色褪せない
「ハガキで当てよう車と1万円!」この言葉と共にテーマソングが流れてスタートする、大阪・朝日放送の「ABCヤングリクエスト」(通称「ヤンリク」夜11時から早朝3時までの放送)。この番組は1966年に全国ネットになったので、知っている方も多いのではないでしょうか?
 
星がやさしく ささやく夜も
小窓に雨が 降る夜も
聞きましょう 夢のリクエスト~
あなたと二人の クイズとゆめのプレゼント
Oh!ABCヤングリクエスト
 
この番組を勉強のお供に、FMと交互に聴いていました。今思えば、受験勉強も楽しかったのかも知れません。新人アナ3人が交代で担当する、あらゆるジャンルに対応するリクエスト番組でした。裏番組に対抗した「下ネタ厳禁」が特徴。局アナがDJを務め、おふざけはしないという端正なスタイルが最後まで貫かれ、1986年(昭和61年)10月3日の放送をもって終了。
 
 
最終回には歴代のパーソナリティー、レギュラー出演者らを迎え、朝日放送ラジオ第1スタジオに50人の聴取者を招いて、午前5時まで放送されました。この番組がスゴかったのは、リクエストハガキさえ来ればジャンルを問わず流してくれたこと。歌謡曲、洋楽、演歌、サントラ、ジャズと何でもありだったことです。おかげでいろんな曲が聴けましたし、自分のハガキが読まれて、プレゼントをもらったこともありました。この番組を聴き始めたのは、偶然アニマルズの「朝日のあたる家」が流れて来たから。それ以来聴き始めました。
 
リスナーからのリクエストハガキの合計でヒットチャートを毎晩決定する「ヤンリク・ベスト20」や、レコード会社の宣伝担当者が1分でPRするコーナー「命を賭けてる60秒」というのもありました。「仁鶴・頭のマッサージ」で笑い、「心の旅 遠くへ行きたい」というコーナーでは青春の悩みの相談や、詩の朗読をしていました。「ミキサー完備 スタジオ貸します」は、浪花のモーツアルト・キダ・タローの担当で、アマチュアバンドの演奏コーナー。キダの辛辣な審査コメントが人気でしたが、とにかくチューニングも合っていないバンドが多かった。(笑)このコーナーには河島英五、庄野真代らがデビュー前に出演しました。
 
そして深夜も3時が近くなれば、寂しい気分になったものです。この後には、これは大阪ローカルかも知れませんが、「もうすぐ夜明けABC」という番組。裏番組では、MBSが「歌うヘッドライト」、OBCが「走れ歌謡曲」。いづれもトラックの長距離運転手さんを中心リスナーに置いた、演歌中心の番組が放送されていました。
 
この当時はその時間まで起きていても、翌日はピンピンしてスポーツしていました。若い時は本当に元気なものです。今からでは考えられません。自分の子供も今週から高校1年と小学校6年。青春時代を本当に謳歌して欲しいものです。嫌ならいつでも代わってあげたい。(笑)


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