安倍首相のマスコミ対策は念が入っている。
特に、彼の重要なイベントの当日、あるいはその前後に、必ずと言っていいほど、大手マスコミ各社の幹部を招いて会食を行っている。
例えば、昨年末の靖国参拝(12月26日)。
同日夜には、報道各社の政治部長とANAホテルの日本料理店で会食した。
最近では、件の「安保法制懇」の報告と首相の記者会見が行われた5月15日には、NHK島田解説委員をはじめ、時事通信の田崎解説員や「読売」の論説委員長など、著名なマスコミ人と「しまだ寿司」で会食・懇談したという。
これでは、大手マスコミの政治報道が、政府よりになるであろうことは火を見るよりも明らかである。
政権との距離を保つという点で模範的なBBCなどは、政権幹部との会食などもっての他、打ち合わせに出るコーヒーにすら口をつけないという。それほど、徹底していてこそ、公共放送としての立場を全うできるのだ。
それに比べると、上図のようなリストが出来てしまうほど、日本の大手マスコミは、時の政権となあなあの関係になってしまっている。これでは、政府の監視役としてのジャーナリズム精神など、貫きようがないではないか。(図表は、しんぶん赤旗5月30日号から転載しました)
特に、彼の重要なイベントの当日、あるいはその前後に、必ずと言っていいほど、大手マスコミ各社の幹部を招いて会食を行っている。
例えば、昨年末の靖国参拝(12月26日)。
同日夜には、報道各社の政治部長とANAホテルの日本料理店で会食した。
最近では、件の「安保法制懇」の報告と首相の記者会見が行われた5月15日には、NHK島田解説委員をはじめ、時事通信の田崎解説員や「読売」の論説委員長など、著名なマスコミ人と「しまだ寿司」で会食・懇談したという。
これでは、大手マスコミの政治報道が、政府よりになるであろうことは火を見るよりも明らかである。
政権との距離を保つという点で模範的なBBCなどは、政権幹部との会食などもっての他、打ち合わせに出るコーヒーにすら口をつけないという。それほど、徹底していてこそ、公共放送としての立場を全うできるのだ。
それに比べると、上図のようなリストが出来てしまうほど、日本の大手マスコミは、時の政権となあなあの関係になってしまっている。これでは、政府の監視役としてのジャーナリズム精神など、貫きようがないではないか。(図表は、しんぶん赤旗5月30日号から転載しました)