アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

パラゴンに出会う

2015年03月09日 | ギャラリー
横浜から当地(ニセコ)に移り住んで16年4ヶ月。
間もなく札幌近郊に再移住するのだが、この間、親しくさせていただいたご夫妻から「送別会を」とのお声がかかり、昨日ご招待に預かった。

伺ったのは昆布温泉・鶴雅別荘「杢の抄(もりのしょう)」のレストラン。
永年の友誼に感謝しつつ和風懐石を囲んだ。

そして、食後ラウンジに行ってみて驚いた。
誰でも休憩ができるオープンスペースになっているのだが、そこにあのパラゴンがあった。



熟年世代のオーディオ愛好家であれば知らぬ者がいない憧れのパラゴンだ。
1950年代、映画館の拡声装置を手掛けていた米国JBL社が開発したステレオスピーカーシステムなのだが、卓越したデザイン、音質の良さとその存在感で圧倒的な人気があった。

反対側の空間は、こんな雰囲気。



このモニュメントのようなスピーカー。価格は、初期のもので160万円くらい。
1988年頃デスコンとなったが、当時で350万円くらいしたらしい。

現在でも、古いユニットを使ってレプリカを製作・販売する業者がいるが、販売価格は550万円也。





「杢の抄」のそれは、無国籍の音楽を低く演奏するようセッテングされていたが、その音楽と音量では、ちょっともったいない気がした。

5~60年代の渋いジャズなどをそこそこの音量で鳴らしたら、振るい付きたくなるような魅力的な音楽を奏でるにちがいない。
コメント