これも、以前ご紹介した1枚なのですが、日本で活躍するロシア人ピアニスト、イリーナ・メジューエワさんの「シューベルトピアノ作品集」です。
作品集1と2の2巻、4枚組みのアルバムですが、先ず、異なる録音方式で収録された「作品集2」に惹かれ、これを聴きました。
CD1:24bit/96khz のPCM録音
ピアノソナタ第14番 イ短調 D784
4つの即興曲 作品142 D935
CD2:2.6Mhz方式のDSD録音
さすらい人幻想曲 ハ長調 D760
さすらい人(リスト編曲)
水車小屋の男と小川(リスト編曲)
連祷(リスト編曲)
3つのピアノ曲 D946
いずれも彼女の瑞々しい感性を映したすばらしい演奏です。やはり、2枚目のDSD録音の方が音が柔らかく余韻が美しく感じられますが、その差はわずかで、むしろ、演奏の確かさ、美しさに圧倒されます。
以前、連日シューベルトを聴いていた時期があり、その時は、内田光子さんが中心だったのですが、彼女の演奏は感情移入が少なく、譜面通りの弾き方という感じでした。
これに対し、メジューエワさんの演奏は、彼女自身「シューベルトは楽しいのよ」とおっしゃるように、何かシューベルトと対話しているような弾き方が、独特の世界を創り出しているように感じました。
ご一聴をお勧めします。(若林工房 WAKA4155~6)
作品集1と2の2巻、4枚組みのアルバムですが、先ず、異なる録音方式で収録された「作品集2」に惹かれ、これを聴きました。
CD1:24bit/96khz のPCM録音
ピアノソナタ第14番 イ短調 D784
4つの即興曲 作品142 D935
CD2:2.6Mhz方式のDSD録音
さすらい人幻想曲 ハ長調 D760
さすらい人(リスト編曲)
水車小屋の男と小川(リスト編曲)
連祷(リスト編曲)
3つのピアノ曲 D946
いずれも彼女の瑞々しい感性を映したすばらしい演奏です。やはり、2枚目のDSD録音の方が音が柔らかく余韻が美しく感じられますが、その差はわずかで、むしろ、演奏の確かさ、美しさに圧倒されます。
以前、連日シューベルトを聴いていた時期があり、その時は、内田光子さんが中心だったのですが、彼女の演奏は感情移入が少なく、譜面通りの弾き方という感じでした。
これに対し、メジューエワさんの演奏は、彼女自身「シューベルトは楽しいのよ」とおっしゃるように、何かシューベルトと対話しているような弾き方が、独特の世界を創り出しているように感じました。
ご一聴をお勧めします。(若林工房 WAKA4155~6)