一昨々日、札幌道立近代美術館で、「日本の美・百花繚乱展:後期」を拝見した。
お目当ては、伊藤若冲の「象図」と歌川広重の「東海道五十三次図」。
いずれも、評判の展示故、雨天の平日にも拘らず、場内は縁日状態であった。
幸い、他の展示は前期とほぼ変わらず、これらはパスして上記2点に集中したので、間延びすることなく観覧を終えることができた。
感想としては、いずれも傑作にふさわしいすばらしい作品だと思った。
加えて、調べてみると、この「東海道五十三次図」は三つのバージョンがあって、どれもが完結しているというからすごい。
つまり、東海道の宿場を題材として、(広重は)160枚を越える版画を制作したことになる。いずれにせよ、人類遺産的価値のある作品にはちがいない。上図は、同展のHPから借用しました。
札幌道立近代美術館
9月2日(今日)まで