過日のNHK「まい朝ラジオ」で面白い話をきいた。
それは、物心つく頃には、すでにスマホが身近にあったスマホネイティヴ(世代)には、情報の接し方に独特の行動様式がみられるという。
つまり、これらの世代は、情報過多の時代にあってこれはと思う情報を予め貯め込んで置き、いざという時、その中から必要なものを引き出して利用するという。
例えば、友だち同士で食事をするためレストランを選ぶ際など、ストックしてあるレストランの情報から何軒か選んで相談しすばやく決めるという。
一方、貯める情報は、自分が興味をもっている分野や手慣れているエリアに偏り、他は無視するか感心を示さない。
ある種のサイトやアプリには、操作する側の意に沿うような情報を自動的に集める機能を持つものもある。
結果、他の意見やアドバイスには耳を貸さず、独善的になり勝ちだという。
この点は、昨今、若者の政治動向が、現状肯定に大きく傾いていることと関係しているのかも知れない。イラストはネットから拝借しました。
蛇足:この番組(「スマホ世代の『情報引き寄せ』行動」博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所 所長 吉川 昌孝氏)は、こちらでお聴きになれます。