のど元過ぎても決して熱さを忘れてはいけないと思っている。
過日の胆振東部地震から3週間近く経つが、拙宅では、電気も水道もエレベーターも、また、近くのコンビニやスーパーの売り場も平常通り営業されるようになって、不自由のない日常生活を取り戻している。
しかし、あのブラックアウトの中で経験した不安を決して忘れず、日頃から必要最低限の準備をしておこうと思っている。
これは震災二日めに、消防署が配布した6リットルの飲料水である。
拙宅から150mほど離れた消防署に出向き、(各戸二つまでと)署員から手渡された水パックだが、これがどれほどありがたかったことか。
この時は、隣人からの差し入れもあって使用せずに済んだが、そろそろ水を抜いて(袋それ自体を)保管しなければならないと思っている。
代替え用としては、プラスチックの容器(20リットル2ヶ)を購入し、水を入れ常備しようと思っている。
また、被災直後痛感したもうひとつは、調理のための熱源がないことであった。
このため、今回、携帯用コンロを購入することにした。
登山装備の一つとしてラジウスもあるのだが、燃料ボンベの調達に難があり、やはりバーベキュー用のコンロが良いと思っている。
いずれにせよ、「備えあれば憂いなし」である。言行一致で、近くこれらを装備することにしている。
蛇足:震災(ブラックアウト)時、拙宅で稼働可能だったもの。
・ラジオ~携帯ラジオが4台あり、どれも稼働可能であった。バッテリーの貯えもあり、情報の取得に支障なかった。
・懐中電灯~2台あり、どちらも稼働可能であった。ペンシルタイプのLEDライトは、軽量で且つ、電池寿命も長く重宝した。
・電話~震災当日の午前中は通話可能であった。娘からの安否確認には応答できた。ネット電話でなかったことが幸いし、電話局のバッテリーが生きていた間、通話可能だったようだ。
・食材の貯え~日頃の食材通販が役立った。大抵の食材はあったが、電子調理器が使えず宝の持ち腐れであった。