一昨日(21日)の新聞(赤旗)に面白い記事が出た。
「カラスっておもしろい」という宇都宮大名誉教授杉田昭栄氏による科学記事の3回目。
道具を作ったり、使ったりするカラスについてである。
一般的に、道路にクルミを置いて車に轢かせて割ったり、冬に備え貯食するカラスの存在は、本邦でも知られている。
外国の例だと、餌となる昆虫を棒を使って掘り出したり、下図のように、おもりを沈めて水かさを増して餌にありついたりする例が報告されている。
また、同教授は、カラスが人間の顔写真を認識することを実験で確かめているという。
しかも、マスキングして顔の一部を隠しても(写真)見分けるというからすごい。
例えば、カラスに攻撃的な人間の顔はしっかり覚えていて、それは子どもにも伝達されると言う。
つまり、カラスをいじめると、逆に(カラスから)攻撃されることもあるというから注意したいものだ。イラストなどは、同紙から借用しました。