経済学者の金子氏の近著は、「失われた平成30年」を経済面から総括した 画期的な解説書である。岩波新書216頁。
本書を拝見して、私たちの生活苦の原因、加えて、我が国の産業の地盤沈下とその本質がよくわかった。
一部、経済用語やその成り立ちなど、かなり専門的な内容にも踏み込んでいて難しいが、それにしても、現在の施政者の何と国民をバカにした経済政策かと腹の底から怒りがわいて来た。
それが政治政策とも絡んで、我が国を日に日に壊している様を知るにつけ、一日も早く「代替わり」をさせなければという気になった。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)