アーバンライフの愉しみ

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司馬遼太郎著「短編全集⑨」

2020年03月03日 | 読書三昧

 

1964年に発表された14編を収容。790頁。

次の14話の短編を収める。

 ①斬ってはみたが 
 ②慶応長崎事件
 ③鬼謀の人
 ④人斬り以蔵
 ⑤薩摩浄福寺党
 ⑥五条陣屋
 ⑦侠客万助珍談
 ⑧肥前の妖怪
 ⑨喧嘩草雲
 ⑩天明の絵師
 ⑪愛染明王
 ⑫伊達の黒船
 ⑬ただいま十六歳-近藤勇
 ⑭酔つて候

最も読み応えのあったのは、15代土佐藩藩主”山内容堂”の生涯を綴った「酔って候」。無類の酒好きで、目覚めている間中酒を飲み続け、周囲の無教養さを笑い、武市半平太など土佐勤王党を弾圧した。

他に、幕末、長州の医者の家に生まれるも西欧兵学を修め、上野に立てこもった彰義隊をアームストロング砲を使って撃滅した村田蔵六(大村益次郎)の物語「鬼謀の人」など。

 

 

 

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