昨日、東京での感染者が急増(41人)したとのニュースが流れた。
夜には知事による”緊急事態”会見も行われ、文字通り、東京はコロナ禍の主戦場となった。
過去、北海道でも同様の経過をたどったが、この場合、
①主たる感染源は「札幌雪祭り」で、この終幕(2月11日)とともに(感染源は)広く薄く分散した。
②感染は、3つのクラスター(展示会、学校、ライブハウス)に集中し、リンクの切断で解消した。
③外出自粛への道民の協力があった。
等から、目下、全体として収束に向かっていると判断される。
しかし、東京の場合、人口の密集度合からしてまったく状況を異にしており、特に、感染源が特定できない感染者が多いことから、これを追い込むことは容易ではないと思われる。
加えて、これまで東京五輪を意識してか検査数の抑制に動いていたようで、昨日の実績も89件(内、陽性41件)と小さな地方都市並みなのが心配だ。
単に、知事の非常事態宣言だけでなく何か抜本的な対策を講じないと、爆発的な感染を防ぐことは難しそうである。 上図は東京都のHPから転載しました。
蛇足:北海道における感染者の推移等