ベーム・ウイーンフィルによるハイドンの後期交響曲第91・92番。
ベーム・ベルリンフィルでは聴きことのできない、ちょっと洒落た感じのハイドンである。
勿論、曲趣にもよるのだろうが、ベームがウイーンフィルを振ると、何故か垢ぬけた感じになるから不思議だ。
92番の”オックスフォード”というのは、1791年、オックスフォード大学から名誉音楽博士の称号を贈られ、これを記念したコンサートでハイドン自身がタクトを握ったことから来ているのだという。
曲それ自体は、まとまりのある聴き疲れのしない良い曲だと思う。
収録曲 ハイドン
・交響曲 第91番 変ホ長調 Hob.I.91
・交響曲 第92番 ト長調 Hob.I.92 ”オックスフォード”
演奏
ウイーンフィルハーモニー管弦楽団 指揮:カール・ベーム
録音
1973年9月 ウイーン楽友協会大ホール