拙宅の下駄箱文庫から取り出してきた1冊。新潮文庫217頁。
サバイバル登山を実践し、他方、独特の作風で世に問う作者の出世作。
他に、K2登頂を元に書いた短編も収録されている。
物語の主人公は、鹿猟のため息子とともに山に入り、詐欺集団の内紛から発生した殺人事件に遭遇する。
いわゆる犯罪小説なのだが、そこには等身大のリアリティがあり、読者をして戦慄せしめずには置かない。
ただ、何故か余韻に浸る感情は生れない。お勧めしたい小説ではない。
拙宅の下駄箱文庫から取り出してきた1冊。新潮文庫217頁。
サバイバル登山を実践し、他方、独特の作風で世に問う作者の出世作。
他に、K2登頂を元に書いた短編も収録されている。
物語の主人公は、鹿猟のため息子とともに山に入り、詐欺集団の内紛から発生した殺人事件に遭遇する。
いわゆる犯罪小説なのだが、そこには等身大のリアリティがあり、読者をして戦慄せしめずには置かない。
ただ、何故か余韻に浸る感情は生れない。お勧めしたい小説ではない。