食卓におかれたハイテクラジオ。
毎日、決まった時間に語学番組を聴くためのソニー製のラジオだが、このところオートチューニングが勝手に始動してしまうなどの不調が続いていた。
修理に出そうとメーカーのサービスサイトで(モデル名を入力して)検索すると、「製造終了から6年を経過しているので修理不可」のコメントが出てその先に進めない。
この対応にも腹が立ったが、代替品を探すと、同じような機能を持ち外観も従来機そっくりの「別モデル」が販売されている。但し、値段は従来機の2倍近くに跳ね上がっている。
つまり、表面的に見れば、値上げのためのモデルチェンジのように思えてならない。
それなら、もうソニーは止めや、と思い、件のラジオを絨毯の床に2・3度打ち付けたら、不思議や不思議。
それまでの不調はどこへやら、しゃんと元へ戻ってしまった。
これを称して、「ショック療法」と呼ぶかどうかわからないが、昔、映りの悪い白黒テレビを時々叩いていた近所のおっさんの顔を思い出した。