政府は18日、トマホーク巡航ミサイル400発を購入する契約を米国と締結したと発表しました。
半数の200発を旧型(ブロック4)に変更したから、予算が400億円も削減できたとうれしげに報道する通信社もありましたが、ちょっと待って欲しい。
単純計算でも、1発「4億円」ですよ。
こんな高い買い物をして、一体何をしようとしているのか。
仮に相手国と戦争状態となり、これを飛ばして攻撃するにしても、破壊できるのはせいぜい建物1棟程度。
何の威嚇にもなりません。
結局、「戦術核」を搭載しなければ、という議論に発展します。
また、巡航速度も旅客機並みの時速800km程度ですから、相手国のミサイル防衛網で簡単に撃ち落されてしまいます。
それよりは、1,600億円もあれば、国際感覚を身に着けた人材を多数育成できます。
これらの人材を使って、日本の平和国家像をPRした方が、何倍も防衛に寄与することになるでしょう。