アーバンライフの愉しみ

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面白い~原田マハ著「リーチ先生」

2016年12月10日 | 読書三昧

英国人陶芸家バーナード・リーチの生涯を活写したマハさんの最新作。
2013年10月から2年余、信濃毎日新聞など7紙に連載された464頁の大作。

物語~明治42年、22歳のリーチは、芸術を通して日英の架け橋になりたいとの希望をもって来日。柳宗悦、浜田庄司ら日本の若き芸術家と出会い、彼らとの友情を育みつつ「陶芸」に生きることを決意するのだが・・・。

明治、大正、昭和にわたり、陶芸を通して東洋と西洋の架け橋となったリーチと彼を支えた日本の若き芸術家たちの感動の物語である。

芸術とは何か、東西の架け橋とはどういうことか、この1冊でその何たるかを理解したかのような気になった。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)

蛇足:リーチ氏の作品は、こちらでご覧になれます。

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