昨日午後、大雪の中を札幌まで「Kitaraのクリスマス」を聴きにでかけた。
大編成のオーケストラが奏でるクリスマスソングを聴くのは初めて。
聴衆は大雪の影響か、旗日にもかかわらず7割ほどの入り。
ただ、いつになく小さな子供や若いカップルの姿もあって、かなり華やいだ雰囲気であった。
プログラム
・ビゼー:小組曲「子供の遊び」
・グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
・ドビュッシー:バレエ音楽「おもちゃ箱」
・アンダーソン:クリスマス・フェステバル
演奏
指 揮:井上道義
ピアノ:児玉 桃
管弦楽:札幌交響楽団
パリ在住の児玉桃さんを迎えてのピアノ協奏曲は、グリーグの結婚直後の作品とかで、幸福感に満ちたこの時期にふさわしい音楽であった。
また、ドビュシーのバレエ音楽「おもちゃ箱」は、彼の才能の豊かさを感じさせるすばらしい曲で、井上道義氏の軽妙な語り口とともにとても楽しく聴いた。
クリスマスは、本来クリスチャンの宗教行事のはず。
それが、いつの間にか年末に欠かせない一種の(商業)イベントのようになっていたが、この2・3年、例えばスーパーの売り場でのジングルベルなどは影をひそめ、すっかり静かになったのはご同慶の至りである。