登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

北アルプス:剣岳~大日三山

2007-02-02 | 北アルプス
2004年7月24日(土)~28日(水)

《往路》 7月24日(土) JR越後湯沢駅19:46⇒滑川21:46⇒ビジネスホテル(泊)

《歩行》 
7月25日(日) JR滑川駅 5:00⇒ 馬場島 5:40~展望台(1047m)6:43~ピーク1600m 8:19~ピーク1920.7m 9:21~早月小屋(2224m)10:55(泊)=行動時間5時間15分 


7月26日(月) 
早月小屋5:15~剣岳8:27~前剣9:57~一服剣10:45~剣御前小屋12:38(泊)=行動時間7時間23分


7月27日(火)
剣御前小屋6:35~奥大日岳8:59~中大日岳10:28~大日岳11:11~大日平山荘12:59(泊)=行動時間6時間24分


7月28日(水)
大日平山荘6:18~登山口7:39~称名滝7:57~登山口8:18=行動時間2時間


《帰路》
7月28日(水)
称名滝バス停9:05⇒立山駅9:25 “入浴”10:05⇒ 富山駅11:10 “昼食” JR富山駅13:50⇒越後湯沢駅16:11⇒東京駅17:28




25日(日)   のち    
馬場島登山口~早月小屋(泊)

杉林の中、急登が続く。
下山してくる人が皆、同じ事を言う。「頂上はガスで展望がないし、雷も心配だから、早月小屋で折り返してきた」
小屋に11時到着。
雨が降りだし、テント場の人たちがあわてている。
夕食時、雷鳴・稲光がすさまじい。
小屋の親父は明日も雷雨が続くから出発は見合わせたほうが良いと力説する。

26日(月)  一時 
早月小屋~剣岳~剣御前小屋(泊)

幸いにも親父の天気予報は外れた。
“カニのハサミ”は知らぬ間に通過。

【剣頂上直下】 早月尾根から 

             
 【室堂地獄谷】 早月尾根から見る。奥に薬師岳


【大日三山】 早月尾根から
              
         
剣岳頂上到着は8時半。
この時間、既にガスがわきあがって展望はまったく無い。
「カニのヨコバイ」第一歩め、高度感に圧倒されて自分で覗けない。
リーダーに足場を指示してもらう。
一服剣で早飯を食べている時、にわか雨が降りだす。
鎖場を通過したあとで良かった。
剣御前小屋12時半到着。
乾燥室にストーブが焚かれていてありがたい。
生ビールで乾杯。
14時頃、雨があがる。
小屋のサンダルで別山を往復。
剣岳にはひっきりなしにガスがかかってきて山頂は眺められない。
剣沢雪渓末端にある真砂沢ロッジが見えている。

27日(火)  
剣御前小屋~大日連峰~大日平山荘(泊)

5時前から日の出を待つ。
標高2700mにある小屋の外気は肌寒い。

【別山から日の出】


【朝日に輝く剣岳】 
     


【立山雄山が朝日に輝く】
         


【大日三山】 

   
右に剣岳、左に室堂・薬師岳を眺めながらの稜線歩き。
そこは花街道&雷鳥の隠れ家ロードでもあった。

【立山高原道路が蛇行している】 はるかかなたに槍ヶ岳         

      
【奥大日岳、うしろに立山】 大日岳から

      
           
【奥大日岳から剣岳が真近にせまる】
            

【雷鳥現る】 


        
大日平山荘はもてなし・料理とも満点。
思いがけず、風呂の設備があって入山3日目の身には大助かり。
生ビールは珍しくないがアイスクリームもいただける。
寝具が温かい。たぶん天気の良い日はいつも干しているのだろう。

28日(水)  
大日平山荘~称名の滝バス停

湿原帯の木道が途切れると、滑りやすい急坂。
そのあとは石がごろごろあって歩きにくい涸れ沢を行く。
大日岳へ日帰り登山する人たち10組ほどと行き違う。
落差350m日本一「称名の滝」で飛沫を浴びて立山とお別れ。
毎日、昼には小屋に到着するゆとりある山旅であった


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秋田:神室山

2007-02-02 | 東北
2004年8月19日(木)  ⇒ 

《歩行》 西ノ又登山口6:50~【沢コース】神室山10:30~【パノラマコース】西ノ又登山口14:30=行動時間7時間40分



山頂近くに湿原が広がる。
高山植物の宝庫とあって、写真を撮るのに忙しく、なかなか足が前に進まない
山頂に着くころ、願いが通じたのか快晴。
北方向は遠望がきく。青森方向に見えるのは八甲田山? 
岩手山・鳥海山は長い裾野をひいており、ひときわ目立つ。
栗駒山は山頂の標識が見える近さ。
焼石岳はなだらかな頂稜を連ねている。
下山してくると、3人パーティがこれから出発する準備をしている。
三十三尋滝で幕営するとか、台風は大丈夫なのだろうか。

【神室山の山容】 避難小屋が右端に小さく見える


【神室山】


【トウウチソウ】


【ミヤマホタルイ】


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北アルプス:赤牛岳~水晶岳~祖父岳

2007-02-02 | 北アルプス
2004年9月14日(火)~17日(金)

9月14日(火)   折立キャンプ場 (泊)

9月15日(水)  
折立4:40~太郎平小屋7:50~薬師沢小屋10:00~《大東新道経由》高天原山荘14:30⇔高天原温泉⇔夢ノ平⇔高天原山荘16:00(泊)=行動時間11時間20分


9月16日(木)  
高天原山荘5:40~《温泉沢経由》温泉沢ノ頭8:30~赤牛岳10:30~水晶小屋14:00~雲ノ平山荘16:30(泊)=行動時間10時間50分


9月17日(金) 
雲ノ平山荘6:20~薬師沢小屋8:00~太郎平小屋10:20~折立12:30=行動時間6時間10分






9月15日
話に聞く大東新道はどんなルートなのだろうか。
大東新道はA~E5つの沢を横切る度毎にアップダウンを繰り返す。
日差しが暑い。2000mの高山を歩いている体感気温ではない。
高天原山荘から眺める水晶岳はワイド画面を見る如し。
山荘から歩いて15分、標高2060mの高所にある高天原温泉の露天風呂でリフレッシュ。
ついでに夢の平まで足を伸ばす。竜晶池から明日登る赤牛岳が望まれる。
ランプの宿に今宵、客は4名。
満天の星空に天の川。
カシオペア座から北極星をさがす方法をおしえてもらう。
ストーブが消えたら冷え込んできた。

【大東新道に入る】 A沢⇒B沢に難場1ヶ所、岩壁をロープと綱梯子で昇り降りする。


【薬師岳】 大東新道から


【水晶岳】 高天原山荘から。
「ぜーんぶ水晶岳です」と山荘の人の説明。


【高天原温泉】 標高2060mに位置する。
ちょうど良い湯加減、至福のひととき。


【夢ノ平】 竜晶池からは赤牛岳が見える。高天原温泉から往復30分でいける。


9月16日
終日ピ-カン。垂涎の展望。
赤牛岳では奥黒部ヒュッテへ向かう単独行に出会ったのみ。
水晶岳まで来ると、ワンサカ登ってくる。
祖父岳から雲ノ平山荘へは木道でスイス庭園・ギリシャ庭園を通る。
残念ながら紅葉にはチト早い。
雲ノ平山荘には広島労山12名が泊まり賑わう。
水晶岳稜線が山荘の窓いっぱいワイドに広がる。
熱いコーヒーでくつろぐ

【温泉沢ルートに入る】 めざす赤牛岳稜線は、はるかカナタ。
右岸・左岸とめまぐるしく渡り返す。
リーダーのあとを追うのに必死。


【薬師岳と三大カール】 赤牛岳へ向かう途中から


【手前から奥へ、烏帽子・針ノ木・立山】 赤牛への道から


【赤牛岳へ向かう】 後ろ、立山・黒部湖、遠くに白馬岳


【赤牛岳頂上】 左に剣・立山、中央奥に白馬。
日本アルプスがぜーんぶ見える。
写真を撮るのにいそがしい。


【読売新道が黒部湖へ続く】 後ろ、左から白馬三山・五竜・鹿島槍・針ノ木・蓮華


【赤牛~水晶~真砂への稜線】 後ろ、槍・穂高


【野口五郎岳】 後ろ、餓鬼・燕。 水晶へ向かう道から


【水晶岳頂上】 後ろ、野口五郎岳


【祖父岳】 後ろ、鷲羽岳。祖父岳から雲ノ平山荘へは木道を延々と辿る。


【左から、赤牛・水晶】 祖父岳から。


9月17日
せっかくのアラスカ庭園だが、ガスってまわりは見えない。
木道が終わった地点で50名の地元富山団体とすれちがう。
雲ノ平山荘経由、高天原山荘泊まり大東新道を下るという。
太郎平小屋から折立間でも、数え切れないほどの人が次々に登ってくる。

【薬師沢小屋への吊橋】 


展望を楽しみ、ロングコースを歩きとおす。
満ち足りた山旅だった。
北アルプス最奥・赤牛岳への旅は有峰林道終点にある亀谷温泉で汗を流して終章。

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埼玉:和名倉山(白石山)

2007-02-02 | 埼玉
2004年9月10日(金)  ⇒ 

《歩行》 一ノ瀬キャンプ場8:30~和名倉山13:30~ 一ノ瀬キャンプ場17:30=行動時間9時間

《帰路》 JR塩山駅20:45(かいじ)⇒新宿22:07



【和名倉山頂上】


昼過ぎから濃霧が立ち込め、小雨も落ちてくる。
視界わるく、テープも見えづらい。
帰りのルート確保のため、リーダーが赤布テープを要所に20本ほどつるす。
踏み跡が交錯していたり、うすかったりで慎重に歩を運ぶ。
シラビソ原生林がうっそうと茂る。
長大な尾根が延々と続く。
造林作業で使ったワイヤーがあちこち放置されている。
何度も倒木を跨ぎ、たどりついた山頂は森林のただ中なので、展望はない。
三峰神社から雲取山へ登るとき立派な山容を見せる和名倉山にいつかは登ってみたいとあこがれていた。
その思いが実現した。

「大菩薩の湯」でゆったり入浴、特急で帰る。

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