天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

『余命一年落語家になる』

2009-12-07 21:40:37 | 落語
余命一年 落語家になる ~楽しいことはラクなこと~
天神亭楽々 テレビ朝日取材班
ぶんか社

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はじめてお会いしたのが、昨年のちりとてちん杯のとき。すでに新聞などで楽々さんのことを知ってはいましたが、会場ではつねにカメラに囲まれておられたて正直なところ大変だな、と横目で見ていました。お話できたのは懇親会が終わってから。その頃には取材の方もいなくなっていて、仲良くなっていた保惠さんとゆっくりとお話されていました。
「兵庫県から来たの?気をつけて帰ってね」
にこにこと明るい笑顔で、私のことを気遣ってくれる様子にこちらまで笑顔になりました。その直前の高座では、言葉がでてこなくてやっとの思いで一席終えられていたと知ったのは、ずっと後のことでした。
この3月には保惠さんとの大阪での落語会があって天神亭楽々さんの高座を拝見しました。彼女の落語は大阪弁の中に福井弁もまじり、またそれはのほほんとした口調で独特の雰囲気をただよわせていて私はよい心地になりました。その時です。高座から下りようとした楽々さんは高座の下で倒れたきり起き上がれなくなったのです。
それでも、まわり続けるカメラ。私は目をそらすことができませんでした。

本書の冒頭には、そのときも密着されていたテレビ番組の制作スタッフの方々の言葉も並んでいます。
カメラの前で生活を映したその意思、その意味。どうか多くの方に本書を読んでいただきたいと思っています。

セラピアニスト保惠さんのブログにて、楽々さんへのメッセージと本の感想を受付けています。保惠さんが楽々さんに届けてくださるそうです。
面識がない方もぜひ書き込んでください。楽々さんへのメッセージをお願いいたします。
コメント
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