「北京バイオリン」の脚本家が14年にもわたる自閉症児の施設ボランティアの体験から脚本を書き監督した映画「海洋天堂」。
主役を務める李連杰(リーリンチェイ/ジェット・リー)は、無償で出演。撮影はクリストファー・ドイル、音楽は久石譲、主題歌はジェイ・チョウ、他にもスタッフを見るとそうそうたる顔ぶれ。中国語圏(中国・香港・台湾)映画をけん引してこられた方々が関わっていました。
自閉症は中国語で「孤独症」というそうです。物語は二人の心中シーンからはじまります。海に沈んでいく親子。しかし、息子は魚のように泳ぎが得意だった。
この物語の主人公・王は21歳になる自閉症の息子大福(ダーフー)と暮らしていたが、自分が余命いくばくもない病に冒されていると知り最愛の息子の将来を案じて…。
ともかく、リンチェイの演技がすばらしい。息子への愛をふとした表情で見せ、内面の複雑な想いを目や手や背中で語る。カンフースターの俊敏な動きや肉体は封印して、どこにでもいる普通のお父さんを演じきっていました。しかし、これはリンチェイの内面からあふれ出たものかもしれません。慈善活動にも熱心なリンチェイのメッセージが本編のはじまる前にスクリーンに映るのですが、その時点で涙が。スマトラ地震に遭遇したことから慈善活動に力を入れるようになったそう。
自ら亡き後の息子の場所を必死になって探す彼。そして、その想いは周りにも伝わり。彼が息子のためにつくったこの世の天国とは(「天堂」は中国語で天国)。青島(チンタオ)の景色も印象に残ります。
嗚咽をもらす程泣きました。血のつながらない父子愛を描いた「北京ヴァイオリン」も、とても好きな映画です。同じくガーデンシネマで見たときも号泣したことを思い出しました。
隣に座っていた一人できていたおじさんもおもむろにハンカチを取り出していて。
いろんなシーンの写真を見るだけでも思い出して涙が…。
このあと落語会に目を腫らしたままで行き、泣いて笑って忙しい一日でした。
いろんな方に見ていただきたい映画です。。。
主役を務める李連杰(リーリンチェイ/ジェット・リー)は、無償で出演。撮影はクリストファー・ドイル、音楽は久石譲、主題歌はジェイ・チョウ、他にもスタッフを見るとそうそうたる顔ぶれ。中国語圏(中国・香港・台湾)映画をけん引してこられた方々が関わっていました。
自閉症は中国語で「孤独症」というそうです。物語は二人の心中シーンからはじまります。海に沈んでいく親子。しかし、息子は魚のように泳ぎが得意だった。
この物語の主人公・王は21歳になる自閉症の息子大福(ダーフー)と暮らしていたが、自分が余命いくばくもない病に冒されていると知り最愛の息子の将来を案じて…。
ともかく、リンチェイの演技がすばらしい。息子への愛をふとした表情で見せ、内面の複雑な想いを目や手や背中で語る。カンフースターの俊敏な動きや肉体は封印して、どこにでもいる普通のお父さんを演じきっていました。しかし、これはリンチェイの内面からあふれ出たものかもしれません。慈善活動にも熱心なリンチェイのメッセージが本編のはじまる前にスクリーンに映るのですが、その時点で涙が。スマトラ地震に遭遇したことから慈善活動に力を入れるようになったそう。
自ら亡き後の息子の場所を必死になって探す彼。そして、その想いは周りにも伝わり。彼が息子のためにつくったこの世の天国とは(「天堂」は中国語で天国)。青島(チンタオ)の景色も印象に残ります。
嗚咽をもらす程泣きました。血のつながらない父子愛を描いた「北京ヴァイオリン」も、とても好きな映画です。同じくガーデンシネマで見たときも号泣したことを思い出しました。
隣に座っていた一人できていたおじさんもおもむろにハンカチを取り出していて。
いろんなシーンの写真を見るだけでも思い出して涙が…。
このあと落語会に目を腫らしたままで行き、泣いて笑って忙しい一日でした。
いろんな方に見ていただきたい映画です。。。