吐く息と吸う息

長唄「老松」がまだ続く日舞。
いまは最初のところとだいぶと前からやっている老松の後半「松の太夫」を半々に。
お能からきてるので、お能の所作を取り入れたフリで、ゆっくりゆっくり。

先生「ここまでは息は吸っちゃだめなの。ここまでは吐くだけ」

せ、先生、気軽にここまでとおっしゃいますが、ゆうに三分はあります！

先生「それが、できるようになるのよ」

振り付けも覚えられないのにそんな素潜り記録みたいなことができるようになるのでしょうか。

先生曰く、吐くだけ吸わないことで緊迫した空気になりお客さんも引きつけられる（緊迫感を共有）、とのこと。
そういえば、止めのポーズのときは息を止めないといけないし、呼吸て身体の動きを見せることと深く関わりあるのか。
そして、この踊りは今までの中で一番難しいらしい。

そして、姿勢。ふと教室の全面鏡張りを見ると先生と私の姿勢が全然違う。お腹を突き出し、子どもみたい。丹田引き締めなさいと先生のご指導。
くっ…。姿勢、呼吸ともに意識せねば。

今日、ハイブランド店の前を通ると、メンズマネキンの姿勢が腹を突き出していました。あかんで！丹田ひきしめんと！！