天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

感謝祭プログラムで落語

2019-11-30 23:46:00 | 落語

先月に外国人主体のプログラムで落語をしてくださいと依頼がありました。
日本語でしかできませんよ、と念押ししましたが、ECC落語教室出身なので英語くらいできるだろうという誤解。できませんよ。英語落語の単語は簡単だから、少しレッスンしたらできるのでは?という誤解。できませんてば。
だがしかし、ですよ。日本人だって、古い言葉、単語を使ってる古典落語すべてを理解してるわけではないし、英語話者の前で日本語での落語もできないわけではないはず。

わたしは考えました。
落語という芸能の説明を通訳のひとにしてもらう。
ひとりで何人もの人を演じるということ、
扇子と手拭いの所作、
これらをゲーム的に見せて参加してもらう。
そして、落語の内容を英語で説明してもらって、日本語が分からない時は、あ!いま人が変わった!何をしてるところかな?と想像して楽しんでください、と言ってもらうことにしました。ネタは「長短」です。会話のスピードが違うこと。所作が多いこと。視覚的に楽しめるのではないかとチョイスしました。

だがしかし、コーディネイターの方が熱心で事前にわたしが送った落語の台本をすべて訳して言いました。

スクリーンで同時通訳した方がいいですか?

いえ、間違えたのがバレるからダメです。
そして、その方はさらに言いました。英語ではやっぱり難しい?

あなたの声は特長あるし、英語でやったら世界で人気がでますよ。
そっか〜。世界で人気者かぁ。。。…できるか!

しかし、無下にはできず乗り掛かった船かと、ひろっちゃんに泣きつき英語の台本、小噺「くちなし」を探してもらい、一週間で覚えました。

さて、当日はほぼ英語しか話せないひと、日本語を使って働いてるひと、日本人がそれぞれ三分の一といったところでしたでしょうか。

「くちなし」の仕込みのところからすでにクスクス笑いが…早いぞ。途中もサゲでも笑ってもらえてからの日本語の「長短」。英語と同じくらい笑ってもらえました。落語すごいな!日本人もいましたが、日本人がいないエリアからも笑い声が聞こえていたのでなんとなくでも分かったら面白くて声があがったのかも?
一箇所ウケなかったのは自分で作った「まんじゅうは飲み物や」のところ。これは笑いとしては分かりにくい、センスの違いなどかと思いました。

そんなわけでプログラムが終わってからわざわざ(日本語は話せない)ジャマイカンが話しかけに来てくれたので意味分かったか?と聞くと「a little」ですって。だけど、食べるところの音とか表情とかが面白かった、とのこと。
お年寄りの施設で働いてるインドネシア人グループは意味は分かって笑っていたようで、これは彼らの職業な言語センスかも。
なんにせよ、貴重な機会をいただきました。





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