待望の新刊を発売後すぐに買ってきました。
簡単な説明。大正時代の上方落語界をファンタジックに描く作品です。主人公は人間に化けた狸。
5巻は、え!この話?!という意外な噺がでてきます。
女性が噺家として普通に大看板な世界、なので現実とはそもそも設定が違いますよ、という物語世界の組み立てが巧妙!
まずそれがあるからあれやらこれやらを現実に照らし合わせて「こんなのありえない!」と言わせない。この土台はすごく新しい。
それなのに、落語そのものの使い方は実際のものをトレースしているので、その部分が物語に厚みを持たせていると思う。反対に落語を知らなくてこの漫画ではじめて落語というものに触れた人の興味と引く描き方にもなっていてなんていうか作者は…天才。
今回は読んでいて電車の中で泣いてしまった…。
去年、中止になったしっぽな落語会!今年はぜひぜひやってほしい!そして、「有馬小便」を!!