母親が学生時代に縫ったまま袖も通していない着物の群
このけったいな柄の着物、祖母が行商のおばさんの泣き落としにより反物で買ったらしい。
懇意にしている呉服屋さんに見せると「昭和30年代に流行ったマジョリカお召というのがあって、それとおなじくらいに作られたものでは?」
昭和30年代はあってる。
けったいな柄は洋風を真似たのでは?と。マジョリカお召を調べるとかわいい柄が多くて、こっちの方が…ま、つまり行商で売れなかったのを押し付けられたのだ。呉服屋の師匠も言ってた。
そして、赤い長襦袢もでてきた。これも未着用。曽祖母が赤いのもあったらええで、と言うたので縫うたらしい。
ところで母が縫った長襦袢、掛け衿は半襟のしっかりした生地がついてるのに衿芯を入れるところがない。時代だな。
わたしの寸法には裄が4センチ足りないけど、長着と襦袢は寸法があってるので、ぴったり治る。よきかな。
シルバーの名古屋帯がでてきたので合わせてみた。
けったいな柄も見慣れてきたな。うむ。