毎週 江ノ島でセーリングを愉しみ 人生を愉しむ♪

ヨットを自作し帆走♪
中古ヨットを買って直しながら帆走♪
多岐にわたる知識が必要ですがマダマダ

カーナビで渋滞を楽しく♪

2008年01月25日 | Weblog
横浜は朝から気持ちよく晴れています

最近、車に乗って道路が渋滞していても苦にならなくなりました
理由は簡単♪
おもちゃが車内にあるから!

そう、カーナビ

この、カーナビが世界で一番普及しているのは日本だそうですね

不思議だ

もっともだ

という、相反する答えが出てくるのは僕だけでしょうか

もっともな理由
どんな狭い道に入っても詳細図にするとちゃんと道路を走っている

これは、日本中くまなく調べた証左ですよね
脱帽
この、勤勉さ、伊能忠敬さんの精神が今も生きているのでしょうか

そうなると、広大なアメリカではそこまで調べられないのか?
そういえば、カーナビが出たてのころは
何枚かのCDで北海道版
とか
東北版
というように売っていたと思ったのですが、違ったかな??

不思議な理由
いくら、アメリカが広大だからといって
せめて、州単位でCDを順次作って売れば・・・

大体、本家なのに・・・・


今、船でもGPS
グローバル・ポジショニング・システム
で、自船の位置を出しているようです
便利ですね
その昔は

で、自船の位置を出していました(本によると・・・)

でも、自船の位置が一番知りたいのは
嵐のとき
霧が深いとき

そんなときは星で位置を出せません


そこで、考えられたのが
ビーコン

日本中、世界中?
所々に電波を出す搭が建設され常に一定の電波を出していました
って、過去のものか?
今も出しているかもしれません

この、電波を指向性の強い受信機で捉えます

普通の車にはアンテナが一本まっすぐに伸びています
これは全方位から電波を捉えます

でも、普通の小さいラジオにはアンテナを出さなくてもラジオが受信できます
それは、中に鉛筆位の太さにコイルが巻いてあるアンテナが内蔵されています

ビーコン受信機はこのようなアンテナが機械の上に乗っかって手でくるくる回すと
電波搭からの音が一番大きなところがそちらの方向となるわけです

指向性の強い昔のラジオはよく聞こえないと
あっち向けたりこっち向けたりくるくる回していましたっけ

そう、この方法で東北のある港から横浜にヨットを回航してきた
つわものの話を聴いたことがあります
その、本人から
誰あろう、 ヨット設計家の横山晃先生
もっと、真剣に聞いておけばよかった・・・。

一人でヨットに乗って東京湾に入るべき一点がキリも深く分からず
ラジオを回して東京のラジオが真東に聞こえるところで進路を変えた

と、確か・・・・、仰っていました。

設計者としてすごい方ですがヨット乗りとしてもすごい方でした




次に出てきたのが軍の使う電波をキャッチする方法

ロラン
ロング・レンジ・ナビゲーション

デッカ
この位置ホンマデッカ?

デッカは何の略だったかな??

僕は、なんとなく ロラン にあこがれていましたが(名前の響きで)
世界中をカバーしているのはデッカでした

これは、ふたつ以上の電波をいっぺんに受信し
両方の電波の到達時間の差から今いる一点を導き出す方法です



電波を使わない、有視界航法に、似ているのがあります
それは・・・

ありえませんが
江ノ島の灯台が右方、何度
大島が左方、何度
富士山の頂上が前方、何度

というように計って、それを地図上に線を引き
交わった点にその船がいることになります

でも、理論上そうでも、なかなかそんなに綺麗に図れませんし
船も動いている

だから、なるべく角度の変わりにくい前方の物標からはかる・・・そうです

それでも、一点で、交わらず、三角形が出来るのは仕方のないことで
その三角形を
誤差三角形と呼び、その三角の中の、どこかにいる

これを、現代的にしたのが、ロラン・デッカだと思います


次に、太平洋の真ん中では物標がありませんので
星で位置を測ります

一番簡単なのは
太陽が南中した時間と、時計の時差を測れば経度は分かります

このような天文航法は
自分はここにいる

という、仮想位置を出してから
実際計った星の高度なり太陽の南中時との時差を計算する・・・・んだそうだ

この地点では、何時何分にこの位置に見える・・・はずだ
それが、これだけずれているから

と。

この計算が、めんどくさい

僕が、本を読みながらお店の片隅で計算するのも面倒なのだから
揺れる船の上で、出来る作業ではなさそうだ

その本で仕組みを読んだときに
そうか、航海に出る前に、簡単な表にしていけばいいんだ♪
と、閃きましたが、ちゃんとそんな表もあるし
計算尺みたいなものも存在していました

残念。

先ほども書きましたが、星が見える日ばかりではない
南中高度だって
横浜で真夏の南中時間を計るのだって
雲が一切ない
最高の条件

というと、そうはない。


この、見えない星の変わりに
人工的な星
そう、人工衛星を打ち上げ
当初確か・・・13個くらいで運用が始まったのが
GPS

その、人工衛星から出る電波をキャッチして
受け取る時差
を計算して自分のいる一点を出す

だから、最初のうちは常に頭の上に人工衛星があるとは限らず
何分かに一回正確な位置が出る
というあいまいなものでした

それだけでなく、アメリカの軍事目的から出来たものなので
誤差をわざと出していた。・・・・ということです


それが、現在人工衛星も30個以上で運用され
車の場合は
ところどころにある FM 電波で細かな位置を出している
ということなんだよな~

アメリカの人工衛星がほとんどなのに
なんでアメリカでカーナビそんなに普及してないのかな?

と、一人ぶつぶつ言いながら渋滞を楽しんでいます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする