南魚沼~わが故郷から~

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学校給食

2010年05月07日 | 地域・まちづくり
昨日中之島地区の区長会があり、市長も多忙な中出席して頂き、新区長さんから地域要望だけでなく、
市の学校給食への取組についての質問があったことが印象に残った。

塩沢地区の給食センターについてなのだが、今後の塩沢地区の自校方式の給食がどうなっていくのか、
魚沼コシヒカリは地域の誇りだが、こども達への食育に活用するには自校方式がよいのではないか、大きくなって
生まれた地域への誇りや愛着を持たせるためにも効果があるのではないか、という趣旨の意見が出された。
市長は旧六日町、旧大和町が学校給食のセンター方式を採用しており、塩沢地区は自校方式でやってきたが、
塩沢小・中学校の施設の老朽化に伴い、2校が近接していることもあり、2校のセンター方式でも自校方式に
近い形で実施できるとする考えであること、今後の動向については各小学校や地域で決めていくべきこと、
米飯給食には地元産のコシヒカリを使用し、市やJAからも補助金を拠出しながら維持していく考えであるとの答えがあった。

このブログでも以前書いたことだが、昨年末新潟市での某国会議員主催の講演会で、農学者の小泉武夫氏が
述べられていたことだが、近年こども達の意識調査で、「故郷への愛着」「故郷の何が誇りか」という
部分で、「故郷そのものがよくわからないこども達が増えている」が、「食に関する意識」が高い地区ほど
「故郷への愛着や誇り」を持つこども達が多い傾向があるという。

高知県南国市の学校給食での取組は有名だが、当地のように日本一の米を産出する地域が、食育の柱に
自校方式での米飯給食をする意義は大きいし、お昼になると給食室から漂ってくるごはんが炊ける臭いやおかずの
臭いは良いものである。
以前中之島小学校のある先生が言われていたが、給食の時間が近づいて臭いが漂ってくると、児童達は
とても元気になるし、給食を待ち遠しく思うようだ。
給食を残すこども達は全くと言って良いほどいない。

市内で残る自校方式は上田地区2校、中之島小、石打地区2校の5つの小学校だけである。
少子化が進む中で、学校統合も視野に入れなければならない状況、しかし出来る限り自校方式は続けていって
欲しいと願っている。
食が育むものは、地域の良さを知り、地域の誇りを知ることでもあることを忘れてはならないと思う。

   http://www.youtube.com/watch?v=nsRwZ_EiGpo&feature=related

   http://www.youtube.com/watch?v=U0ExmL4LzCk