南魚沼~わが故郷から~

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卯年大祭 6

2010年11月06日 | 卯年まつり

卯年祭りの思い出 1963年(昭和38年)

私が初めての卯年祭りは、もう47年も遡る1963年、昭和38年のことになる。
ずいぶん昔のことなのだが、この間のようにも思える。
天気の良い日だった。この日のために用意したような白い体操ズボン(古い表現だが)をはいて、ズックをはいて、
シャツを着て、青い祭りのはんてん、頭にははちまきを巻いた。確か樽神輿だったと思うが、地区の児童・生徒会
全員で神輿を担いだ。集合写真に当時の中学生も写っているので、間違いないだろう。
みんな同じいでたちだった。当坪池、五郎丸の村の中をねり歩いた。
小学校の3年にはけっこうきつい仕事だったみたいで、旧五郎丸神社に到着したころには当時はだいぶバテていた
ように記憶している。
小学校の3年生だから、中学生や上級生について回っていただけだとも思うが、今の整備された道ではなく、石ころ
だらけの狭い道だったから、余計に長く感じられたのかもしれない。
五郎丸神社で振る舞われたごま塩のおにぎりがとてもうまかったことは、なぜかよく覚えている。
当時強く印象に残ったのは、大きな獅子頭の神楽の勇ましさや華やかな祭り屋台の行列が、生まれて初めて観る
ものだったし、大勢の地域の皆さんが、このときばかりは、と気合いが入っていたからだろう。
一枚の、誰が撮ってくれたのかわからない、近所の先輩と二人、祭り支度のモノクロの小さな写真が残っている。
それを見るたびに、春の青空の下で、当時の祭りの賑やかな風景が思い浮かんでくる。

写真は、1999年舞子大山組 大原区の出発 (撮影 星俊夫氏)