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魚沼基幹病院(仮称)開院後の六日町病院

2011年12月25日 | 医療・福祉
■ 魚沼基幹病院(仮称)開院後の六日町病院

12月定例会の一般質問、市長の答弁の概要を報告する。

県立から市立へ移行する六日町病院はどうなるのか?
山形県置賜総合病院、長野県佐久総合病院など、地域の核となる総合病院が整備された後、そのサテライト的な機能や
二次医療を担う周辺病院が患者不足や医師不足に陥り存続が困難となるケースが発生している。
また一般市民の間には、患者サイドからの切実な課題として療養病床の確保や終末期医療、或いは不足気味なリハビリ
への対応などへのニーズが多い。

新たに市立病院となる六日町病院は、湯沢町も含め圏域5万人を抱える身近な病院として、どのような使命を担い、地域
医療を担っていくのか、それは単に行政や医療界や政界(議会?)に留まらず、市民を含めた大きな将来への課題である。

以下が市長の答弁概要である。

①魚沼基幹病院のサテライト病院としての機能

 120床という病床数は医師の間では経営上懸念する考えがある。経営シミュレーションでは経営可能と考えているが、
 今後の検討過程で若干の増減があるだろう。
 基幹病院のサテライト機能の中に、医師派遣、患者の紹介・逆紹介の連携、診療・検査 情報、健診情報の共有機能、
 紹介状の電子化や健診指導などを検討中、冬期にけが人の多い外科手術を重視するなど独自色も出したい。

②終末期医療(ホスピス機能)について

 高齢社会の進行によりホスピス機能の充実が求められることになる。
 在宅訪問医療や介護施設への医療支援を強化する。
 しかし、六日町病院では終末期医療を担う医療機関との連携を強化していくことを検討したい。

③療養病床について
 
 療養病床の不足により困っている市民が多いことは充分理解している。
 周辺の療養病床を持つ病院と調整しながら整備を進めたいと考えている。

④リハビリテーション機能について
 医師会からの要望も強く、回復期のリハビリテーション機能の充実を図りたい。

⑤市民の健康管理機能について
 市民の健康維持・病気予防機能として重要であり、保健・福祉と連携しながら体制づくりに努める。
 六日町病院に保健センターを設置するという考えもある。
 温泉を使ったリハビリも含めた医療も、特色あるものとして検討していきたい。

魚沼基幹病院(仮称)開院後は、救命救急をはじめ急性期患者は454床を有する基幹病院や脳外科、胸部外科等特化した機能を
有する斎藤記念病院が担うことになる。
しかし、療養病床に入れない患者の医療難民化を防ぐことや、介護施設からの受入や最後は地元でと考える患者とそれを望む家族、
そうした今後増加するであろう終末期患者を扱うホスピス機能の充実も大切だ。
リハビリ機能の充実や温浴施設を使った療法も六日町病院ならではの機能として実現してほしい課題。
市民の健康や医療、介護を扱う部署を六日町病院に入れて、総合的な保健・医療・福祉センター化していくことは、当然の課題
として取り組むべきだ。
市長の答弁には、納得すべき内容があったと判断している。
 
 (六日町病院)
 

■ 中島みゆき『ヘッドライト・テールライト』


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