南魚沼~わが故郷から~

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天地人 第20回 「秀吉の罠」

2009年05月17日 | 天地人
昨日16日は、「天地人博」入場者10万人突破イベントで、新キャラクター「こめつぐ君」登場で話題を集めた。
我が家の両親もドラマは毎回みているが、この話題で、天地人博にもようやく興味を持ち始めたようで、平日に
連れていこうかと思っている。

今回は初音が直江屋敷を訪れたところから始まった。
初音は関白秀吉の目論見を兼続に伝え、真田庄に帰ると伝え去っていく。
この後上杉と真田が豊臣を中にどのように絡んでいくのか、ドラマの展開に興味を持たせてくれる。

今回のテーマは、落水城での景勝・秀吉の初対面。
天下取り目前の秀吉が、上杉を御すべく越後に乗り込み、上杉を取り込もうとする。
戦乱の世を早く終わらせ平和な世にしたい・・・、わかるようでわかりにくいのだが、景勝は秀吉に上洛を約束、
会見を終えて、景勝が兼続に言った言葉が全てだろう。
「・・、わしは秀吉の口車に乗せられたわけではない。・・明智の謀反がもう少し遅れていたら、上杉は織田に
滅ぼされていた・・・、生きながらえた命じゃ、この越後のため、もう少し使うということもあるのではないか、
わしはそう思ったのじゃ。おぬしはわしをここまで思い至らせてくれた。許せ、兼続。」

今週のMVP  迷うことなく、サブタイトル「怒っているわけではありません。」
 上杉景勝、 寡黙、余計なことは言わないが、その言葉は重い。
 北村さんの目がモノを言った。
 北村・景勝の本領発揮で、ドラマをとても重厚で面白くしている。

第2位  豊臣秀吉
 しかし、笹野さんは役者さんだね。観る者を取り込んでしまう。
 ふんどし一丁で風呂に飛び込み、女中衆を一緒に入れと急かす、ここまでやる秀吉は前代未聞。
 作戦が通じないと気づけば、今度は率直に「上洛せよ」とくる。
 シンプルな脚本なのだが、この人が演じるとそれゆえ強烈に印象に残る。

第3位 石田三成
 以前に兼続の危機を救ったときと違い、クールで曲者になってますね。
 豊臣政権を知略で支えているわけだが、秀吉あっての三成というのがよくわかる登場のしかた、
 命の恩人を忘れていた兼続、「石田殿には一度お目にかかりたいと思っておりました。」・・怒った・・というより、
 呆れてしまった三成。
 それが今回のラストの二人のやり取りに繋がる展開、このあたりも面白かった。
 次週以降、兼続との絡みに興味が湧いてきます。

 脚本、演出、演技、カメラワーク、みんなOK!新展開、面白い!

 さて、来週は 第21回 「三成の涙」

大河ドラマの視聴率で言えば、21世紀に入ってコンスタントに毎回高視聴率をマークしているのは、いずれも主役が女性だ。
「利まつ」「功名」「篤姫」、そう考えると妻夫木・兼続が主役の「天地人」は健闘しているほうだろう。
「利家・まつ」「一豊・千代」「家定・篤子」と同じように、兼続・お船の二人三脚のドラマ展開にも期待しよう。

でも「ドラマが面白いかどうか」と視聴率は、あまり関係ないと思ってもいるのだが。

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