南魚沼~わが故郷から~

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天地人 第40回 「上杉転落」

2009年10月04日 | 天地人
演出 野田雄介

みながら思わず力の入った第40回「上杉転落」。
悔しい展開だが、しかし上杉の「義」と「愛」の精神は、決して消えることなく生き続ける。

今回もMVPから

MVP  直江兼続
 本多正信を訪れた兼続、「本多家に我が直江家を差し出しまする」、この一言の意味を巡って、
 上杉の運命を決するドラマが展開する。
 その展開は「家族や家臣をはじめ多くの人を巻きこみ、厳しくも未来をしっかり見つめる兼続の覚悟」
 を見事に描き出し、大きな感動を与えてくれる。

第2位  一人も去る者なく米沢を目指す家臣団
 「禄高など二の次、上杉の家臣であることこそ我らの宝でござる」
 この一言にも大きな感動を覚えました。

 上杉の「義」は、一昨年の「風林火山」でも、謙信を通じて描かれました。
 「この世は本来あるべき姿で秩序を維持し、平和と調和が保たれていく、その調和を保つことこそ
 上杉の義」と私は受け取っているのですが・・、それは古来変わらぬ日本・日本人の権力観・権威観でもあるのでは?
 ・・少し抽象的な表現ですが、これ以上書きません・・。
 
第3位 お船
 上手い言葉が出てこないのですが、嫁さんにするなら、お船みたいな女性と世の男性の多くは、
 今回のお船を見ていて思うのではないか?
 (そこまでは考えないかな?)
 原作のお船よりも数段素晴らしく描かれています。
 小松脚本の本領発揮。
 ・・でも悲しいね。

今回はオマケで、ブラック遠山様に。
まあよく出てきますね。こちらは大歓迎なのですが・・。
ようやく北条や景虎の無念を晴らすことが出来ると思ったのか、大ハッスルでした・・。

今回の淀の方・深田恭子さんは、意外と印象に残らない方もいると思って見ているのですが、これがどうして
凄いなと思ってみています。
今回も、秀頼が家康に、上杉を残すように指示するのですが、淀の方の柔らかな物腰とこの秀頼のセリフが
好対照で、親子のコンビネーションが見事決まった瞬間!と思えて、裏を考えると「さすが淀の方!」と
私は手を叩いてました。

さて、来週は 第41回 「上杉の生きる道」
毎年の事なのだが、大河はこの時期なるとみんな年をとって、ドラマもエンディングに向かっていく。
早い話が、ドラマもピークや見せ場を終えて、主演者や脇役が年をとって、人生の終末に向かうということだ。
でもこれからの流れが、毎年実に感動的で楽しみにもなるのである。
期待したい。次回。

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