南魚沼~わが故郷から~

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天地人 第21回 「三成の涙」

2009年05月30日 | 天地人
「きれいな花にはトゲがある」のサブタイトル。
野田雄介 演出の第21回、景勝の妻菊の懐妊や突然の直江家への石田三成訪問を交えて楽しめる展開。

三成を迎えて上田衆のなんともいえぬ素朴で素直な反応が面白く描かれていた。
アップで画面に広がる表情が、とてもコミカルで笑いを誘う。
落水城でにぎりめしを分かち合うことはできなかった兼続と三成だが、再会の直江家では、ひとつのにぎりめしを
分かち合い、友情を誓った。
「人は自分にないものにひかれるものでございます」というお船のことばが印象に残る。

「大河ドラマは、失われつつある『日本人の義と愛』を描き出します!」
NHKの「天地人の企画意図」で使われているフレーズだが、このドラマのテーマがよくわかる第21回だった。

今回のMVP ・・ 石田三成
 スケールの大きさのわかる「国全体や国民を思う政治の実現」という目的だが、孤高の三成には、
 家臣や領民とのしっかりした絆を基本にする兼続が、自分にはない強いもの持つことを感じたのだろう。
 三成生涯2度目の涙は、兼続と分かち合ったにぎりめしを口にしたときだった。

第2位 直江 兼続
 原作などで抱く先入観とは全く異なる兼続像が描かれることに、賛否両論がある。
 皮肉と取られるかもしれないが、「天地人」を戦国ホームドラマと考えれば、納得できる描き方かもしれない。

第3位 お船
 この人が一番原作のイメージに近いように思う。
 これから常磐・お船のドラマの中での存在感は大きくなっていくんだろうな・・と思わせる好演だった。

さて、明日は 第22回 「真田幸村参上」

新キャラクターの登場だ。兼続との出会いが楽しみの次回に期待 !
 
 


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