ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

オジーとジェフ・ベック、エリック・クラプトンが奇跡のコラボ

2022-09-25 21:31:19 | metal
Ozzy Osbourne - Patient Number 9 (Official Music Video) ft. Jeff Beck
パーキンソン病だし、73才だし、そろそろ新作は無理かな?なんて思ってたら、元気いっぱいのニューアルバムだ。
今回は、なんと、1曲目というかアルバム・タイトル・ソング 「Patient Number 9 (feat. Jeff Beck) 」で驚いた。
ジェフ・ベックとの共演だ。
まじか?と思ったけど、まさかの共演である。
ギター・ソロはまさに、最近のジェフ・ベックの音で、なるほどと思った。
ジェフ・ベックは78才だ。
70年代には想像もできないことである。
音の方も、なかなか刺激的な音に溢れていて、なかなか楽しい。

もう一曲共演している曲「A Thousand Shades (feat. Jeff Beck) 」
も素晴らしい。ここでも、ジェフ・ベックしか出せない音が聴ける。
絶妙なトーンが独特の世界を生み出し、職人技のスーパー・プレイを味わえる。
もちろん、オジーの哀愁のヴォーカルが冴えわたっているのは言うまでもない。

Ozzy Osbourne - A Thousand Shades (Official Visualizer) ft. Jeff Beck  


そして、エリック・クラプトンとの共演も意外だった。
合うのか?と思ったけど、マッチしている。クラプトンは77才だ。
One Of Those Days (feat. Eric Clapton) でのギターも実にかっこいい。

Ozzy Osbourne - One of Those Days (Official Music Video) ft. Eric Clapton

まさか、21世紀も22年過ぎて、こんなすごいコラボを聴けるなんて、信じられない。
最近、70年代スターの訃報が多いけど、この3人がこうやって新作で元気な音を出していると、うれしくなる。3人とも80代まで現役を続けてほしいなあ。
コメント (9)
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孤高のヴォーカリスト、スティーヴ・グリメット逝く 奇跡の1曲を我々は忘れない!

2022-09-10 08:40:57 | metal
8月15日、62才の若さで、イギリスの名ヴォーカリスト、スティーブ・グリメットが逝去した。
2017年感染症にかかり、右足を切断した後も、車いす、義足でステージに立ち、その才能ある歌唱を披露していただけに、実に残念だ。
突然の死らしく、その死因は明らかにされていない。

80年代のメタル・ブームの時に、グリム・リーパーというバンドで有名になった彼だが、ここ日本では、「ライオンズハート」というバンドのファースト・アルバム(1992年)が出色の出来で、ハード・ロック、メタル関係のファンから注目されることになった。
このアルバムは、オワーズ兄弟という天才的なミュージシャンが大きく関与しており、スティーヴの天賦の才能を大きく引き出していた。
しかしながら、残念なことに、オワーズ兄弟はアルバム完成後、すぐバンドを脱退してしまいバンド活動は暗礁に乗り上げる。結局、スティーブはこのアルバム以上の作品を作れなくなってしまった。

とはいっても、彼はこのアルバムのこの曲で、多くのHRファンHMファンの心に残ることになった。まさに奇跡の1曲である。
この曲は理想の展開を示すハードロック。
理想の声、理想の歌い方を堪能できる。
聴いていて、うなってしまうような、素晴らしいヴォーカルとメロディだ。
静と動の対比のうまさ。
ロニー・ジェイムズ・ディオやデイヴィッド・カヴァーデイルにも通じるロックの熱さ。
彼の才能が見事にあふれているのだ。
一時的ではあったが、彼は日本でスターになった。
その奇跡は彼にとっても、日本のハード・ロック・ファンにとっても幸福であったと思う。

この曲で、彼を偲びたい。

Lionsheart - Can't Believe



アップテンポのこの曲も見事!

Lionsheart - Living in a Fantasy



若さいっぱいのグリム・リーパー時代も聴こう。1987年の作品。
突き抜けるようなヴォーカルがすごい!
Grim Reaper - Rock You To Hell  
コメント (2)
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背に腹は代えられない、K.Kダウニングの突き進む道! KK's Priest - Hellfire Thunderbolt (Official Music Video)

2021-05-16 08:47:01 | metal

KK's Priest - Hellfire Thunderbolt (Official Music Video)

私のブログをチェックする人はメタルを好きでない人(ちなみに、メタルを嫌いな人はメタルのことを「ヘビメタ」と表現するのですぐわかります。ヘヴィ・メタルに詳しい人はその短縮語を決して使わないのでご注意ください。)が多いと思うので、興味ない人は今回の投稿は読まないでけっこうです。

 

さて、本題に入ります。

まあ、メタルに詳しい人でないと興味ないだろうが、KKダウニングが音楽シーンに復帰した。ちょっと驚きだ。1951年生まれで69才。引退して10年ほどたってからのまさかの復帰・・・。彼については、ここ数年はネガティブなニュースばっかりだったが、音楽でファンを熱狂させてくれることを期待したい。

KKダウニングはハード・ロック~ヘヴィ・メタル・ロックの世界では、アイアン・メイデン、メタリカと並ぶ、超有名バンド、ジューダス・プリーストの二人のギタリストのうちの一人として、1970年から2011年まで活躍した。芸術的ともいえるツインギターの片翼として、その存在はこのジャンルでは一目置かれていた。そして、彼自身は一流バンドの一人として、立場も生活も安定したはずだ。それなのに、なぜか2011年に彼は脱退してしまった。本当の理由はわからない。公式な彼のコメントは、同じような音楽と同じようなライブ、同じような曲を演奏することに嫌気がさしたみたいなものだったが、たぶん人間関係等の問題があったと思われる。彼は脱退して、音楽活動をせず、それまで蓄えた資金をもとにゴルフ場のオーナーとなったのだった。

ところが、まさに武家の商法だったようで、ゴルフ場は大失敗し、破産することになる。困窮した彼は、かつてジューダス・プリーストで演奏した楽器を売り、自分がもっている曲の権利まで売るような状態になったようだ。

彼は、ジューダス・プリーストに復帰したいようなコメントをたびたび出したが、ジューダス・プリーストは有能な新メンバーを迎えており、しかも、脱退の時にバンドに迷惑をかけた彼を許すわけにはいかず、拒否。彼の復帰の道は閉ざされた。彼は、その際に元バンドに対し、悪口を叩いており、ちょっとかっこよくないなというイメージを全世界に振りまいてしまった。

そこで、彼がとった道は予想外だった。いや、当然の道かもしれない。何と、ジューダス・プリーストのコピー・バンド(この表現は難しいのだが・・・)を作ることだった。そう、もう失うものはない。たぶん、資産を失ってしまった彼は考えたのだろう。「こうなったら、ジューダス・プリーストのファンが最も喜ぶことをやってやろう。」と。彼は、典型的なジューダス・プリーストの曲を演奏することに否定的な発言をしていたが、とことんまでどん底に堕ちたら、やはり世間が求めることをやることが一番だと覚醒したようだ。もうかっこを付けてはいられなかったのだろう。言い方を変えれば「最も儲かる商法」を素直に実践することにしたのだ。

メンバーは、元ジューダス・プリーストのティム・リッパー・オーゥエンズとレス・ビンクス、そして、有能なギタリストとベーシスト。彼らと結成したバンドは、「KK's Priest」という名前にした。元いたバンドの名前から少し拝借してしまっているが、一部だけなのでライセンス上の問題はあるまい。ジューダス・プリーストの曲も演奏するのだから、わかりやすくていい。

そして、新曲作りにも着手。ついにはニュー・アルバム”Sermons Of The Sinner”を8月に出すことになり、そして、つい先日この公式MVとティーザー画像が公開された。

まあ、ジューダスそっくりである。そして、ジューダス時代から問題となっていた「ティム・オーゥエンズ」がメロディアスな曲を歌えないというところもそのまま。

でも、総合的にみて、ジューダス型のカッコいいヘヴィ・メタル・ロック・アルバムでありそうな予感がする動画だ。この手の音楽を愛するリスナーは忠実である。ジューダス・プリーストの亜流と呼ばれようとも、需要がかなりあるとみる。K.K.ダウニングはプライドを捨てて、最も自分が輝ける方法を選択した。

アルバム全曲を聴ける日が待ち遠しい。69才という年齢と約10年のブランクを心配したが、KKのギターの腕は落ちてないように思えるし、ヴィジュアルもまずまず。ジューダスに残っている元相棒のグレン・ティプトンがパーキンソン病でギターが弾けなくなっている状況にあるということを思うと、運命の皮肉を感じる(本家ジューダス・プリーストも新作の準備をしているらしいが、グレンの状況は不明である。)。

開き直ったKKの逆襲という感じがゾクゾクする。さあ、楽しみに待つとしますか。

KK's Priest - Pre-order "Sermons of the Sinner" Now! 🤘

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80年代のHR&HMのスターの競演!Hear N' Aid - Stars [The Record] (LD MASTER) [BEST QUALITY] (1986)

2020-03-04 21:58:53 | metal

Hear N' Aid - Stars [The Record] (LD MASTER) [BEST QUALITY] (1986)

メタル、ハードロックの世界でも、バンドエイド的な動きがあった。

メタル系ミュージシャンをまとめたのは亡きロニー・ジェイムズ・ディオ。

一般の洋楽ファンはわからないかもしれないが、有名人がぞろぞろ。

やっぱり、ギターのイングヴェイ・マルムスティーンは目立つ。

スターの競演で、けっこう楽しめる映像だ。

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オジー・オズボーン特集5 やっぱりこの声は耳に残る!Ozzy Osbourne - Shot in the dark (LIVE 1986)

2020-02-20 21:34:31 | metal

Ozzy Osbourne - Shot in the dark (LIVE 1986)

オジー特集の最後はこの曲。

邦題は何と「暗闇にドッキリ!」である。

天才ギタリスト、ジェイク・E・リーが参加しているキャッチーな曲で、実に印象的な曲だ。

キャッチーさでは、彼のソロ作品では一番だろう。

もちろん、バラードの「グッド・バイ・トゥ・ロマンス」はあるが、ハードな曲ではこの曲が間違いなく聴きやすい。

当時、ポップ過ぎるという批判もあったが、実に耳に残る曲だ。

変人といわれつつも、孤高の存在であり続け、難病と闘いながら、未だ現役を貫こうとするオジー・オズボーン。

彼に残された時間は少ないかもしれない。でも、最後まで見続けたいと思う。

 

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