Nektar / A Tab in the Ocean
久々に更新です。
今回は1972年のネクターのセカンドアルバムから、アルバムタイトル曲を選びました。長尺の大作です。
ヴォーカルの録り方が古いので、古臭いと苦手意識を持つ人もいるでしょうが、プログレの雰囲気を持つ、ハードロック的バンドで、私は好きです。
アイアン・メイデンにカヴァーされたりして、知る人ぞ知るマニア向けのバンドかもしれません(笑)
ネクターはドイツで結成されたイギリス人のバンドでわかりにくい(笑)。
当時は出稼ぎ的なロックバンドが多かったようですね。
1972年と言えば、難解なプログレが流行した時期ですが、このバンドは非常に聴きやすく、ポップで、ハードロックの味わいもあり、のちのカンサス等につながるイメージがあります。
コーラスの雰囲気やヴォーカルが古い(録音が古い?)ので、ディープ・パープルの初期とか、イエスの初期の感じもして、今一つあか抜けないという印象かな?でも、演奏はけっこうかっこいいと思うのです。
ここにスティーブ・ペリーとかフレディ・マーキュリーみたいなヴォーカルが入れば一挙に曲がドラマティックになるのでしょうけど、それはないものねだりになるんでしょうね。
日本人にはあまり有名ではないバンドですが、聴きこむとけっこう楽しめるバンドです。クラシック・ロックの面白いバンドを探している方にお勧めです。