”緑のカーテン” と "緑の煙幕”
「シナサワグルミ」(胡桃)の翼果は、”緑のカーテン” 、「ケムリニキ」(煙の木)の花が ”緑の煙幕” に見立てました。
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下図は、「ケムリノキ」の花
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<「シナサワグルミ」>の翼を有する堅果
日本原産の「サワグルミ」(沢胡桃)の翼果に似ていますが、、葉の形と翼果の形が違います。
尾っぽ状の花序を下垂させます、クルミ科、サワグルミ属、中国原産、落葉高木、学名 Pterocarya stenoptera
<「ケムリノキ」(煙の木)>
極小の多数の花が重なり合って咲き、煙の様に見えるので此の名前が付きました。
ウルシ科、ケムリノキ/ハグマノキ属、落葉低木、南ヨーロッパ原産、学名 Cotinus coggygria
英名 Smoke Tree、別名「スモークツリー」、「ハグマノキ」(白熊の木)、「カスミノキ」(霞の木)
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ノウゼンカズラ科の 最初の花は、「ツリガネカズラ」(釣鐘葛)の花です。
<「ツリガネカズラ」>
巻き髭に吸盤が着いているので、何にでも巻き付き這え上がります。
集散花序に筒状の花を咲かせます、花筒の外側は、赤褐色、内側は、黄色のグラデーション、強い香り(匂い)がします。
カレーの匂いを連想させるので(チョット無理が有りますが)、「カレーバイン」、「カレーカズラ」の別名が付いています。
ノウゼンカズラ科、ツリガネカズラ属、北アメリカ原産、蔓性低木、学名 Bignonia capreolata
英名 Cross Vine、別名「ビグノニア」
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次は、お馴染みの「ノウゼンカズラ」(凌霄花)の花です。
此の時期、至る所で目にする「ノウゼンカズラ」(凌霄花)、「アメリカノウゼンカズラ」も、同科の花です。
”空(霄)をも凌ぐ” の意味で 名付けらた「ノウゼンカズラ」は、其の名前の通り
気根を出して、他の物に絡み付き空に向かって立ちのぼります。
花冠は、漏斗状で、先端が五裂します、大きな橙色の花を咲かせます。
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「ノウゼンカズラ」Campsis grandiflora や 「アメリカノウゼンカズラ」Campsis radicans の他には、
「ノウゼンカズラ」と「アメリカノウゼンカズラ」の交雑種の
「ノウゼンカズラ 'マダムガレン’」Campsis × Tagliabuana 'Madam Garen' が等が有ります。
「ノウゼンカズラ」より花が小さく濃い赤色で、花筒が長く、纏まって咲く違いが有ります。
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他に「ピンクノウゼンカズラ」が、「ピンクノウゼンカズラ」(ポドラネア)です。
「ノウゼンカズラ」(凌霄花)といえば、中国原産のオレンジ色を花を思い浮かびますが
此の花は、名前の通りピンク色で、赤紫色の筋が、縦に入ります。
属も違って、「ノウゼンカズラ」が、<ノウゼンカズラ科>、<ノウゼンカズラ属>に対して
「ピンクノウゼンカズラ」は、<ノウゼンカズラ科>、<ポドラネア>属です。
円錐花序をつくり多数の釣鐘型の花を着けます、花冠は5裂して、前回載せた「パンドレア」に似ています。
葉は、羽状複葉で、小葉は、10枚位、”夏の花” に相応しい涼しげな花です。
常緑蔓性低木、南アフリカ原産、学名 Podranea ricasoliana、英名 Pink trumpet、Zimbabwe creeper
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