巨大(20cm程)な<ムカゴ>、「宇宙芋」(Air Potato エァーポテト)が、実を着けています。
空中に生る「芋」” です、異様な姿ですが、食用になります、勿論、根芋も食用になります。
濃い緑色の葉が、初冬の寒さに負けず艶やかです。
ヤマイモ科、トロロ属、東南アジア原産、蔓性多年(一年)草、学名 Dioscorea bulbifela、英名 Air Potato
寒くなった露地でも青々と葉が茂ります。
「山芋」の花に似た花を実と同時に視ることができます。
今回の標題 ”冬の「椿」” は、「タイワンツバキ」(台湾椿)と「グランサムツバキ」の純白の花です。
二者とも、”目玉焼き” (Fried egg tree)の異名が付いている大型の「椿」です。
「タイワンツバキ」(台湾椿)
花径が、10cm にもなる大型の椿、2月頃までが開花期で、後は、一般の「椿」にバトンタッチします。
花弁が、透き通るように ”氷色” なり、縁が波立つ様な襞が綺麗です。
「ナツツツバキ」(夏椿)に似ていますが、開花期と葉の質感が違うので容易に見分けられます。
葉は、「藪椿」Camellia japonica の葉にも似た、光沢有る肉厚の葉で、縁には、細かい鋸歯が着いています。
ツバキ科、タイワンツバキ(ゴルドニア)属、常緑高木、学名 Gordonia axillaris
中国南部、インドシナ半島、ベトナムに分布
英名 Gordonia、Fried egg tree、別名「大頭花」、「大東茶」
*Gordonia は、イギリスの園芸家の名前に因るとか*
多数の黄色い雄蘂と回りを取り巻く白い花弁で ”目玉焼き” の木(Fried egg tree) の異名が付いています。
目玉焼きに見えますか
下図は、夏に開花する落葉性の「ナツツバキ」(夏椿)Stewartia pseudocamellia の花です。
次の「ツバキ」は、今が、開花期の「グランサムツバキ」(グランサム椿)です。
此の「椿」も大型で、花径が15cm位になります、花弁が、10枚位、開くと供に、先端が反り返ります。
香港 九竜半島で発見されたとか、「茶」の花に似ています。
此の花も雄蘂が多数なので、「卵焼き の木」意外に「スクランブルエッグの木」(Scrambled egg tree)の
異名も付いていました、葉も「ツバキ」の葉に似た肉厚の葉です。
ツバキ科、ツバキ属、常緑小高木、香港原産、学名 Camellia granthamiana、英名 Grantham's camellia
グランサムは、当時の香港総督の名前に因るとか、別名「大苞白山茶」
<各画像は、クリックで拡大表示します>
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「エクメア・ガモセパラ」が、蕾を着け始めました、開花までの様子を時折、載せていきます。
パイナップル科、エクメア属、ブラジル原産、学名 Aechmea gamosephala、別名「ブルーシャンデリア」
蕾の色が、多少濃くなってきました。
№.2