”芋” だと、綺麗なイメージが、湧かないのですが、どうして、花は、綺麗なものです。
「キクイモ」(菊芋)と「ガガイモ」の花です。
<「キクイモ」(菊芋)>
河原や土手に「ヒガンバナ」と一緒に咲いています、黄色い絨毯を広げた様な光景です。
花よりも塊茎を食用とするレシピの方が、知られていますが、花も見応え充分です。
1~3Mの草丈の先端に「キク」の花に似た頭状を咲かせます、花の舌状花の先端が3裂して「ヒマワリ」の花にも似ています。
地下に「ショウガ」(生姜)に似た塊茎を作るので、「芋」の名前が付いた由
全世界に飼料として、特に第2次大戦後の食糧難の時には、大分御世話になったとのことですが
其の後、野生化して、現在では、侵入生物として ”悪者” にされていますから、残念です。
糖尿病に対する薬効も有るり、”天然のインシュリン” の異名も付いています。
原産地の北アメリカでは、アメリカインデイアンが、食料としていたとか
花は、「菊」の花に似て、塊茎が芋、味が、アーテチョーク なので、此の名前が付いたとか。
キク科、ヒマワリ属、多年草、北アメリカ原産、学名 Helianthus tuberosus、英名 erusalem artichoke、
別名「アメリカイモ」、「ブタイモ」、「イレサレム アーティチョーク」「サンチョーク」、「ヒマワリ サンチョーク」等々
塊茎は、「生姜」に似ています、終戦当時は、食用としたので、花は、鑑賞外の存在でした。
”花より団子” の諺通りの扱いだったのです。
ネットで、「キクイモ」を検索すると、菊芋レシピが多数ヒットします。
全世界に飼料として、特に第2次大戦後の食糧難の時には、大分御世話になったとのことですが
其の後、野生化して、現在では、侵入生物として ”悪者” にされています。
糖尿病に対する薬効も有る由、料理のレシピには、<天麩羅>、<ギラタン>、<肉ジャガ>
<クリームシチュー>等々の料理の紹介が載ってました。
次は、面白い姿の花を咲かせる「ガガイモ」です。
<「ガガイモ」(蘿摩)>
「キクイモ」の様に塊茎が、芋には、似てないのですが、種子毛が、素晴らしいのです。
芋の名前は、根より果実の形が、「芋」に似ているからかな
集散花序に、薄紫色や白色の5弁の花を咲かせます、花冠は、大きく反り返ります。
葉は、「ヘクソカズラ」の葉に似て、先端が、尖ったハート型です。
神話に登場するくらいなので、神代の時代から認識されていた由
10cm位の「ゴーヤ」に似た果実が、舟形の鞘なので神が、此の船に乗って現れたとの神話です。
果実の中には、白い毛が沢山詰まっていて、熟すと割れて、
其の毛が、「タンポポ」の綿毛の様に風に乗って飛び散ります、昔は、綿の代わりに利用したようです。
真偽の程は不明ですが、民話の謎の生物<ケサランパサラン>は、此の種子を指しているとか
ガガイモ科、ガガイモ属、蔓性多年草、日本、東アジアに分布、学名 Metaplexis japonica
下図の様な薄紫色の品種も
"芋” の名前になった由来は、此の果実の形からか
”謎のいきもの” ケサランパサランの正体とされた種子に着いた羽毛の様なもの
キクイモ、掘ったことはありませんが夏の終わりは庭で存在感があります。
「キクイモ」、今が盛りと ”黄色い絨毯” が広がっています。
情報源は、友人、知人の知識、書籍の記事を総動員、
です、反って、退屈なものになっています。
いつも、有り難うございます。