「マルバルコウソウ(留紅草)」が、畑の畦に一杯咲いています、秋たけなわです。
「ルコウソウ」や「はごロモルコウソウ」に比べて粗野な感じがして、繁茂力が強いので
侵入外来種として、快く思われていませんが、「アサガオ」に似た小さな朱色の花は、綺麗です。
<以下の記事は、以前載せてものから抜粋したものです>
「マルバルコウソウ」(丸葉縷紅草/留紅草)もオレンジ色の花を咲かせています、冬に向かい、最後の輝きです。
白、赤、桃色の「ルコウソウ」(縷紅草/留紅草))の花とは違って、花色がオレンジ色一色なのが、特徴です。
「ルコウソウ」には、「マルバルコウソウ」以外に「ハゴロモルコウソウ」が有りますが
「ハゴロモルコウソウ」は「ルコウソウ」と「マルバルコウソウ」の交配種で
葉を視れば、一目瞭然です、細い葉と丸い葉を掛け合わせると、其の中間の形になることが解ります。
「ルコウソウ」が、園芸用として栽育される反面、「マルバルコウソウ」は、野生化して
此の時季には、至る所で繁茂している山野草です。
「アサガオ」に似た花で、オレンジ色の五角形、中心が黄色、一日花です。
”縷紅” とは、”糸のような細い葉で、紅色の花” を着ける意味からとのこと
”丸葉” は、葉が、丸い形で大きいから、この名前が、付いた由
ヒルガオ科、ルコウソウ属、蔓性一年草、中央アマリカ原産、学名 Ipomoea coccinea
英名 Red Star、Red Morning Gloy、尚、「ルコウソウ」の英名は、Ipomoea quamoctit、英名 Cypress Vine
「ハゴロモルコウソウ」(羽衣縷紅草)は、Ipomoea × sloteri 、 英名 Cardinal Climber
尚、「ルコウソウ」の漢字名を「留紅草」で著わす書簡も有ります。
<各画像は、クリックで拡大表示します>
下図は、交配の妙を著わした画像です、”面” × ”線” ÷ 2=”短冊”
<上図左>が、「マルバルコウソウ」の丸いハート型の葉です、切込みが無く、シート状です。
<上図中>が、「ルコウソウ」の葉で、細い線型の葉です。
<上図右>が、「ハゴロモルコウソウ」の葉で、上二者の交配種なのが解ります。
「鶏頭」の季節です、「アマランサス」、「ノゲイトウ」を挙げてみます。
最初は、「アマランサス」の一品種「ヒモゲイトウ」(紐鶏頭)です。
<「ヒモゲイトウ」>
「アマランサス」は、ヒユ科、ヒユ(アマランサ)属の総称とのこと、中でも此の「ヒモゲイトウ」が
多く栽培されている由,古代から種子を食用として重宝していたとか
現在では、ダイエットの為の食材として栽培されているようです。
紐状に長く連なる姿は、「鶏頭」のイメージとは少し懸け離れるますが ・ ・ ・
ヒユ科、ヒユ(アマランサス)属、非耐寒性一年草、熱帯アメリカ原産、学名 Amaranthus caudatus
英名 Pigweed、Amaranth、別名「アマランス」、「センニンゴク」(仙人穀)
次は、「セロシア」(「ノゲイトウ」野鶏頭 )です。
「ケイトウ」(鶏頭)と称するものには、5グループが有るとのことで
1.トサカ系のクリスタータ、2.クルメゲイトウ(久留米鶏頭)グループ、3.プルモーサ系の羽根鶏頭グループ
4.キルドシー系のヤリゲイトウ(槍鶏頭)グループ、5.ノゲイトウ(野鶏頭)でした。
全部合わせて、約60種位有るそうですが、主には、「セロシア・クリスタータ」(Celosia cristata)
「セルシア・アルゲンテァ」(C.argentea)と変種とのことです。
「鶏頭」の名前は、鶏の鶏冠のイメージからの命名とのことですが
此の「セルシア・アルゲンテァ」は、「鶏頭」のエメージからは、程遠い感じですが
円錐形の花穂に両性花を密生させます、葉は、披針形で互生します。
ヒユ科、セロシア属、一年草、インド。熱帯アジア原産,学名 Celosia argentea cv. 英名 Celosia
下図は、「セロシア・アルゲンテァ」の中でも長い花穂が特徴の「セロシア・カラカス」(C.caracas)を
載せてみました、淡いピンクや濃い赤紫色が綺麗です。
<各画像は、クリックで拡大表示します>