花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

季節の花「ケイトウ」(鶏頭)2種

2018-10-19 | 植物 花

「マルバルコウソウ(留紅草)」が、畑の畦に一杯咲いています、秋たけなわです。

「ルコウソウ」や「はごロモルコウソウ」に比べて粗野な感じがして、繁茂力が強いので

侵入外来種として、快く思われていませんが、「アサガオ」に似た小さな朱色の花は、綺麗です。


<以下の記事は、以前載せてものから抜粋したものです>

「マルバルコウソウ」(丸葉縷紅草/留紅草)もオレンジ色の花を咲かせています、冬に向かい、最後の輝きです。

白、赤、桃色の「ルコウソウ」(縷紅草/留紅草))の花とは違って、花色がオレンジ色一色なのが、特徴です。 

「ルコウソウ」には、「マルバルコウソウ」以外に「ハゴロモルコウソウ」が有りますが

「ハゴロモルコウソウ」は「ルコウソウ」と「マルバルコウソウ」の交配種で

葉を視れば、一目瞭然です、細い葉と丸い葉を掛け合わせると、其の中間の形になることが解ります。

「ルコウソウ」が、園芸用として栽育される反面、「マルバルコウソウ」は、野生化して

此の時季には、至る所で繁茂している山野草です。

「アサガオ」に似た花で、オレンジ色の五角形、中心が黄色、一日花です。

”縷紅” とは、”糸のような細い葉で、紅色の花” を着ける意味からとのこと

”丸葉” は、葉が、丸い形で大きいから、この名前が、付いた由

ヒルガオ科、ルコウソウ属、蔓性一年草、中央アマリカ原産、学名 Ipomoea coccinea

英名 Red Star、Red Morning Gloy、尚、「ルコウソウ」の英名は、Ipomoea quamoctit、英名 Cypress Vine

「ハゴロモルコウソウ」(羽衣縷紅草)は、Ipomoea × sloteri 、 英名 Cardinal Climber

尚、「ルコウソウ」の漢字名を「留紅草」で著わす書簡も有ります。

 

<各画像は、クリックで拡大表示します>

下図は、交配の妙を著わした画像です、”面” × ”線” ÷ 2=”短冊”



<上図左>が、「マルバルコウソウ」の丸いハート型の葉です、切込みが無く、シート状です。

<上図中>が、「ルコウソウ」の葉で、細い線型の葉です。

<上図右>が、「ハゴロモルコウソウ」の葉で、上二者の交配種なのが解ります。

「鶏頭」の季節です、「アマランサス」、「ノゲイトウ」を挙げてみます。

最初は、「アマランサス」の一品種「ヒモゲイトウ」(紐鶏頭)です。

<「ヒモゲイトウ」>

「アマランサス」は、ヒユ科、ヒユ(アマランサ)属の総称とのこと、中でも此の「ヒモゲイトウ」が

多く栽培されている由,古代から種子を食用として重宝していたとか

現在では、ダイエットの為の食材として栽培されているようです。

紐状に長く連なる姿は、「鶏頭」のイメージとは少し懸け離れるますが ・ ・ ・ 

ヒユ科、ヒユ(アマランサス)属、非耐寒性一年草、熱帯アメリカ原産、学名 Amaranthus caudatus

英名 Pigweed、Amaranth、別名「アマランス」、「センニンゴク」(仙人穀)


次は、「セロシア」(「ノゲイトウ」野鶏頭 )です。

「ケイトウ」(鶏頭)と称するものには、5グループが有るとのことで

1.トサカ系のクリスタータ、2.クルメゲイトウ(久留米鶏頭)グループ、3.プルモーサ系の羽根鶏頭グループ

4.キルドシー系のヤリゲイトウ(槍鶏頭)グループ、5.ノゲイトウ(野鶏頭)でした。

全部合わせて、約60種位有るそうですが、主には、「セロシア・クリスタータ」(Celosia cristata)

「セルシア・アルゲンテァ」(C.argentea)と変種とのことです。

「鶏頭」の名前は、鶏の鶏冠のイメージからの命名とのことですが

此の「セルシア・アルゲンテァ」は、「鶏頭」のエメージからは、程遠い感じですが

円錐形の花穂に両性花を密生させます、葉は、披針形で互生します。

ヒユ科、セロシア属、一年草、インド。熱帯アジア原産,学名 Celosia argentea cv. 英名 Celosia 

 

下図は、「セロシア・アルゲンテァ」の中でも長い花穂が特徴の「セロシア・カラカス」(C.caracas)

載せてみました、淡いピンクや濃い赤紫色が綺麗です。

亀吉


<各画像は、クリックで拡大表示します>


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