花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

寒牡丹、冬牡丹

2020-12-25 | 植物 花

今日は、冬咲きの「牡丹」2種挙げてみました。

”寒” ”冬” の名前が付いた花が、他にも有ります、「カンボタン/寒牡丹」、「フユボタン/冬牡丹」です。

両者は、同じ「牡丹」の別名との記述が視られるので、敢えて載せてみました。

「寒牡丹」は、「冬牡丹」の別名かと思っていましたが、厳密には、違うようなので、敢えて採り上げてみました。

”「冬牡丹」は、春に咲く「牡丹」を冬に咲かせ、「寒牡丹」は、もともと冬に咲く性質の「牡丹」” と言えます。

* “寒咲き” と “冬咲き” の違い

「寒咲き牡丹」は、「牡丹」の変異種で、春と秋に咲く 二季咲き種の<秋の蕾>を残して

春の葉や、蕾を摘み取って、冬に咲かせるもので、花径も「冬咲き牡丹」より大きいのが特徴で

また、花だけで、葉を着けないのも特徴です。

「冬咲き牡丹」は、春咲き種を人工的に温度管理をして、藁囲い等を施して

露地にだして咲かせるもの、葉と花が同時に視れます。

ボタン科、ボタン属、落葉小低木、中国原産、学名    Paeonia suffruticasa var.hiberniflora、英名    peony


                  上図=「カンボタン」 (寒牡丹)                              上図=「「フユボタン」(冬牡丹)

 

上図は、葉が無い「カンボタン」(寒牡丹)

 

上図=「フユボタン」(冬牡丹)

上載の2種以外に葉を愛でる「ハボタン」(葉牡丹)が、彩りを添えます。

花が少ない季節なので<花>の代わりに<葉>を挙げました、「ハボタン」(葉牡丹)です。

葉を「牡丹」の花に見立てた命名です。

結球しない地中海沿岸に自生する「ブラシカ・オレラケア」  Brassica oleracea   の変種を

鑑賞用に改良して現在の様な色や形が整いられた由

日本にはオランダ、中国経由で入ってきた由

因みに、仲間の「キャベツ」は、B.var.capitata 、「ブロッコリー」は、B..var.italica です。

同心円状に葉が広がり、外側と内側の葉の色が違うので、グラデーションをも愉しみます。

「ハボタン」は、食べられないとのことですが、間違いで、全く「キャベツ」の味と食感です。

此は、栽培業者が多くの農薬を使用するので害が出るかもとの危惧からとか

色合い、斑模様等々、多くの品種が見られます。

花は、アブラナ科の花の黄色い花を咲かせます。

寒さが増す程に色、艶が一層増します、花に代って冬の一時を愉しみます。

葉が、丸いのや、縮れたもの、深い切込みが入ったもの等が有ります。

アブラナ科、アブラナ属、耐寒性多年草(一年草)、ヨーロッパ原産

学名   Brassica oleracea Acephala Group、英名   Ornamental cabbage

Ornamental kale、Flowering kale別形「ハナキャベツ」(花キャベツ)

下図の様に染料で色付けしたものも販売されていますが、チョット不自然かな


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