花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

此の時季のマメ花の花(3)

2018-05-09 | 植物 花

マメ科の花(3)は、「ヒネム」、「サンゴシトウ」、「アメリカディゴ」、「ロータス・ベルセロティー」の花です。

<「ヒネム」(緋合歓)>

似た花の「ネムノキ(合歓木)」の花より若干早く花を咲かせる「ヒネム」(緋合歓)です。

名前の由来は、其の「ネムノキ」Albizia julibrissin の花に似ていて、朱色の花を咲かせるから

雄蘂の集合体は、赤い化粧パフの様で、中心の花冠は、小さく目立たなく、雄蘂に埋没しています。

花を下向きに咲かせ、上向きの咲かせる「ネムノキ」との違いです。

披針形の小葉は、羽状複葉で互生します、夜に花を閉じる一日花です。

マメ科、カリアンドラ(ベニゴウカン)属、常緑低木、ボリビア、ペルー、ブラジル原産

学名 Calliandra eriophylla、英名 Powderpuff Tree、Red Powderpuff

別名「ベニゴウカン」(紅合歓)、「アカバナブラシマメ」(赤花ブラシ豆)、「カリアンドラ エリオフィラ」


下図は、似た花の「ネムノキ」です、ピンクと白色の雄蘂が、上向きに咲きます。

 

次のマメ科の花は、「サンゴシトウ」と「アメリカディゴ」の花です。

・ ・ ・ <以下の記事は、昨年載せたものです、再掲載ですので、ご了承を> ・ ・ ・ 

<「サンゴシトウ」(珊瑚刺桐、珊瑚紫豆)>

似た花には、「デイゴ」、「アメリカデイゴ」、「エリスナ・ヘルバケア」等が有ります。

夫々見分けが、付き難いのですが、「サンゴシトウ」は、「アメリカデイゴ」と「エリスナ・ヘルバケア」

との交配種とか、総状花序に紅色で蝶形の花を着けますが、花弁は、大きく開かず

筒型の状態に留まります、葉は、三葉で、小葉が、菱型で「桐」の葉に似ています。

亦、枝葉には棘が生えているので<・ ・ 刺 ・ ・>ので

別名の「ヒシバデイゴ」(菱葉梯梧)や「珊瑚刺桐」の名前の由来とか

尚、「エリスリナ」(Erithurina)は、ギリシャ語で<赤色>が語源のようです。

マメ科、ディゴ属、落葉低木、学名 Erythurina × bidwillii 、英名 Coral tree

ブラジル、アルゼンチン原産の「アメリカデイゴ」 Erythurina crista-galli と 北アメリカ、メキシコ原産の「エリスリナ・ヘルバケア」

E.herbcea の交雑種、オーストラリア シドニー植物園で作出 した由 


次は、其の「アメリカデイゴ」です。

<「アメリカデイゴ」(亜米利加梯梧>

総状花序に、鮮やかな朱色の蝶形の花を咲かせます、舌の様な旗弁が目立ちます、“アカンベー” をしているようです。

花弁は、5枚有りますが、特に此の旗弁が、目立ちます。

マメ科、ディゴ属、落葉小高木、ブラジル、アルゼンチン原産、学名 Erythrina crista-galli

英名 Common coral tree、Cockspur coral tree、別名 「カイコウズ」(海紅豆)

尚、Crista-galli  は、鶏の鶏冠とか、将に “赤い鶏冠” です。



下図は、「サンゴシトウ」を作出した「アメリカデイゴ」の相手の北アメリカ原産の「エリスリナ・ヘルバケア」です。

下図は、沖縄の県花の「デイゴ」(Erythrina variegata var.orientalis)、東南アジア原産

「サンゴシトウ」や「アメリカデイゴ」は、葉が花より先に着きますが、「デイゴ」は、花が葉より先に咲きます。

<各画像は、クリックで、拡大表示します>


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