花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

春色

2020-02-09 | 植物 花

「ローズヒップ」が、寒さの中、黄、紅赤色に輝きます。寒さを吹き飛ばします。

バラ科、バラ属の果実の「ローズヒップ」(Rose hip) も色着いています。

食用、化粧品、薬剤の原料の「ローズヒップ」は、「イヌバラ」(ロサ・カニーナ)

 Rosa canina が、主な品種とのことですが

広義の意味の「ローズヒップ」は、多種類が有る事になります。

艶やかな赤、オレンジ、黄色が “夕陽” の色です、豊穣の色です。

”ビタミンの爆弾” 「バラ」の果実「ローズヒップ」(Rose hip)です。

ローズヒップティー等で愛用されています、”HIP” は、<尻>ですが ・ ・ ・ 

古い英語で hip は、「薔薇」の果実を意味するとか

 

下図は、「ロサ・カニーナ」の花です。

冬、明るい色で、春を想わせる「ワックスフラワー」の花です。

<「ワックスフラワー」>

散房花序をつくり、蝋細工の様な光沢有る5弁花を咲かせます。

花色は、白色、ピンク、紫紅色等が有り、芳香を放ちます。

花径は、2cm位、花の中心から雄蘂が、立ち上がり、回りを雄蘂が囲みます。

分岐した枝に針枝が着きます、花は、「梅」の花に似ています。

花弁が、蠟で造った様な質感が有り、「ワックスフラワー」の名前の由来になっています。

「ワックスフラワー」の名前は、「エリオステモン」Eriostemon myoporoides

にも付いていますが、ミカン科ですので別の植物になります。

10種位の品種が有るようですが、此のウンニカツム種が一般に「ワックスフラワー」と呼ばれています。

フトモモ科、ワックスフラワー(カメラウキウム)属、非耐寒性常緑低木、オーストラリア原産

学名 Chamelaucium uncinatum、英名 Graldton waxflower

別名「カメラウキウム」、「ジェラルトンワックスフラワー」

 



<各画像は、クリックで拡大します>


「ボロニア」2種

2020-02-05 | 植物 花

今日は、ミカン科の「ボロニア」の花を挙げてみました、寒い冬の季節に咲く花です。

温かい色彩と可愛らしい姿が、春を先取りしたかの様です。

「ボロニア・ピナータ」と「ボロニア・ヘテロフェラ」の2種です。

<「ボロニア・ピナータ」>

「ボロニア」は、此の季節、鉢植えで出回ります、耐寒性が有るので室外でも栽育出来ますが

春3月頃までは、室内で鑑賞します、ピンク色で4弁の星形の花が多数咲きます。

平開するので、星形が、クッキリと視います、葉、花が柑橘系の香りがします。

葉は、対生で羽状複葉、小葉は、細い線形です。

次に挙げる「ボロニア・ヘテロフィラ」の花が、「鈴蘭」に似た釣鐘型なので、対称的です。

ミカン花、ボロニア属、半耐寒性低木、オーストラリア原産、学名 Boronia pinnata、英名 Pinnata Boronia



 

次は、花の形が違う「ボロニア・ヘテロフィラ」です。

此の時季は、鉢植えで売られていることが多く、室内栽育の為ですが

露地で咲かせているのも視ます、3月頃には、鉢から植え替えて、露地物が多くなります。

花の形が「ボロニア・ピナータ」と違って、「スズラン」の花に似た釣鐘型です。

この形から、別名「ピグミーランタン」”小さなランタン” と言う愛称が、付いています。

他の仕様は、「ボロニア・ピナータ」と殆ど同じです。

学名 Boronia heterophylla、英名 Pink Boronia、Kalgan Boronia、別名「ピンクボロニア」



冬に咲く(2)

2020-02-02 | 植物 花

”冬に咲く(2)” は、「ラケナリア」と「キダチアロエ」の花です。

「ラケナリア」

花が、筒状、壺状の形、花色も白、ピンク、オレンジ、青、緑、其の複色と多彩で

原産地の南アフリカには、100種位の品種が有る様ですが

開花期が、冬から早春の「ラケナリア・アロイデス」Lachenalia aloides が、多く植栽されています。

「アロエデス」の名前は、「アロエ」に似ているとの理由からの命名とか

中でも、花の色が、多色の「ラケナリア・アロエデス ’クオドリカラー’」L.aloides var.quodricolor

が綺麗で、葉には、斑点が入ります、葉は、披針形、総状花序に花を咲かせます。

3色の変種の「ラケナイア・アロエデス ’トリカラー’」L.tricolor 等も有ります。

他に、此の時季に開花する品種には、白色で先端が青紫色の「ラケナリア・コンタミナタ」

L.contaminata が、有りま、秋や春に咲く品種は、多く有ります。

キジカクシ(ユリ、ヒアシンス)科、ラケナリア属、半耐寒性球根、別名「アフリカヒアシンス」

「ラシュナーリア」、学名 Lachenalia spp.、英名 Cape cowslip

白い色で、花冠が、青紫色の「ラケナリア・コンタミナタ」L.contaminata も冬咲きです。

のユリ科の花は、「キダチロカイ」(キダチアロエ)です。

寒い露地でも「キダチアロエ」(木立アロエ)は、朱色の花を咲かせます、冬の灰色の風景に色彩を添えます。

剣形で多汁の葉の縁には、大きな刺ご密生します、中心から花茎を伸ばして、朱赤色の筒型の花を咲かせます。

多くの薬効が有るので、”医者いらず” の愛称が付いています。

「アロエ」は、ツルボラン科、アロエ属の多肉植物の総称とのことで

此の「キダチアロエ」も其の一種で、日本には、鎌倉時代に伝来したと記されていました。

日本の本州から九州の海岸に、多く帰化して分布しています。

仲間に「アロエ・ベラ」Aroe bella が有り、5月頃に黄色い花を咲かせます。

ツルボラン(ユリ)科、アロエ属、常緑低木(多肉)、マダカスカル原産、学名 Aloe arborescens


下図は、「キダチロカイ」の葉です、多肉質で縁の棘は、アロエ属の特徴です。