花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋の ”宝石” (2)

2020-10-17 | 植物 花

花屋の店先には、ハロウィン用の「かぼちゃ」が並んでいます、ジャック・オ・ランタンを作ります=再使用画像

”秋の宝石” (2)は、「ミカイドウ」(実海棠)と「ローヤガキ」(老鴉柿)の赤い実です。

<「ミカイドウ」(実海棠)>

「姫林檎」の近縁種とのこと、ルビーの様な真紅の実が、輝きます。

春には、「カイドウ」の花を大きくしたような淡いピンク色の花を咲かせます。

小さな「リンゴ」の「ヒメリンゴ」(姫林檎)よりも一層小さな実を着けます。

別名に「ズミ」(酢実)や「ミヤマカイドウ」(深山海棠)の名前も付いています。

特に、赤く色着く実の「ズミ」を「ミヤマカイドウ」としているようです。

「コリンゴ」(小林檎)の名前でも呼ばれるようです。

盆栽仕立てで、栽育する方が、多いようです。

 バラ科、リンゴ属、耐寒性落葉低木、中国原産(園芸種)、学名 Malus micromalus. 英名 Toringo crab apple

Siebold's crabapple 、別名「コリンゴ」、「ナガサキリンゴ」

下図は、初夏の頃に咲く花です、ピンク色の蕾が、開花すると白色に変色します。

次もルビー色に照り輝く「ロウヤガキ」(老爺柿、老鴉柿)です。

<「ロウヤガキ」(老鴉柿)>

小型の「柿」なので、「ヒメガキ」(姫柿)の別名が付いています、亦、蕚が長く大きいので

子供達の正月の遊具<羽根衝き>の<羽根>に似ているので、「ツクバネガキ」(衝羽根柿)の別名も付いていました。

亦、「老爺柿」の名前が付いていますが、老人の皮膚には、染みが浮くので

此の果実の皮に、黒い斑点が多いのと同じだ言う理由の命名かな ・ ・ ・ 不明です。

「老鴉柿」の命名は、果実が完熟すると真黒に変色するからとか

盆栽仕立てで愉しむことが多いようですが、生食には、渋くて、渋くて ・ ・ ・ 

澄みきった秋の空に映える夕陽のように、真赤に輝きます。

カキノキ科、カキノキ属、落葉小高木、雌雄異株、中国原産、学名 Diospyros thombifolia、英名 Chinese persimmon

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過去の記事の最掲載です。

秋、色付く


「ウリ」(瓜)の名前が、”カラスウリ” と ”スズメウリ” なので、サイズの違いからかと思っていましたが実は、「カラスウリ」(烏瓜)は、烏が好んで食べるから此の名前になった......

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