花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

春に咲くー№ 8 「カロライナ ジャスミン」

2024-04-17 | 植物 花

今日も樹木花です、「カロライナ ジャスミン」の黄色い花、講演では、篭仕立てですので、宛ら “  黄色いバルーン  ”  です。

<「カロライナジャスミン」>

<篭や行灯仕立て>にすると、大きな黄色い ”風船” の様にも見えます。

春に黄色い花を咲かせる樹木花の一つです、”ジャスミン” の名前が付いている通り、淡いジャスミンの香りがします。

黄色い漏斗状の花が多数、篭型にしたステーに添って、球状に咲き毀れます。

照葉の緑と黄色が相俟って、明るいスペースを作ります。

<ジャスミン>の名前が付いていますが、モクセイ科、ソケイ属の「ジャスミン」 Jasmium   とは違って有毒とのこと

間違っても、花をジャスミン茶にして飲まないよう注意が肝心です。

名前の由来は、北アメリカ、ノースカロライナ、サウスカロライナ州に自生していて

「ジャスミン」の香りがするので、此の名前が付いた由

マチン科、ゲルセミウム属、半耐寒性蔓性木本、学名   Gelsemium sempervirens

英名    Carolina yellow jasmine 「カロライン イエロージャスミン」

Evening trumpetflower  「イブニングトランペットフラワー」 

False jasmine 「ニセジャスミン」(偽ジャスミン)等の名前が付いています。

*尚、学名 の   Gelsemium  は、イタリア語で、ジャスミン>を意味するとか*



 

<他の画像は、動画にしました>


春に咲くー№ 7

2024-04-16 | 植物 花

今日の樹木花は、「スモモ  /  李」の花にしました。

<「スモモ」(李、酸桃)>

「スモモ」の白い花が、青空に映えます、小さい五弁の花が、密集して咲くので、遠目には、”白い霞” と見紛います。

果実が「桃」に似ていて、「桃」より酸味が強いので、此の名前(「スモモ(酸桃)」が付いた由

中国原産で、日本にも分布、アメリカに渡って糖度が高い品種「ソルダム」、「サンタローザ」等に改良されて

日本に「プラム」 Plum、「プルーン」 Prune  等として輸入されています。

”李下に冠を正さず” の意味は<誤解を招くような行動は、するべきでない>という戒めでした。

「李」の木の下で、冠を被り直そうして、手を上げると、果実を盗むと疑いがかかるからです。

私の故郷では、「ダンキョ」と呼んでいたような記憶が有りますが、今でも、或る地方では

「ハダンキョウ」、「ボタンキョウ」と呼んでいるようです。

子供頃には、此の実が、おやつ代わりでした、酸っぱい子供の頃の思い出です。

バラ科、サクラ属、落葉小高木、中国原産、学名    Prunus salicina 、英名    Asian plum、Japanese plum



他の画像は、gif にしました。

バラ科、サクラ属だけに、花は、両者の特徴を備えています。

果実は、名前の通り、酸っぱい「桃」、似た果実です。


春に咲くー№ 6

2024-04-14 | 植物 花

今日の樹木花は、白い「リキュウバイ  /   利休梅」の花です、白い霞で樹木を覆います。

<「リキュウバイ  /  利休梅)」>

総状花序をだして5弁の白い花を咲かせます。

“利休” の名が付いているので茶人の利休と関係ある命名かと思ったのですが、

中国から入ったのが明治時代とのこと、利休と直接関係した命名ではないようです。

星型の五角形の清楚な感じの花なので、茶花として利用するので、利休と結び付けたとする説が有力です。

亦、“茶道具入れの袋の利休緞子の紋様に似てる” からと有りましたが、詳細は ・ ・ ・

概して、早春の花は、葉より花が先に咲き、葉は、遅れて出ますが、「リキュウバイ」は、同時ですので

白い花と濃い緑色の葉とのコントラストを楽しめます。

亦、黄緑色の中央と純白の五弁花との対比が愉しめます。

別名には、「バイカシモツケ」(梅花下野)、「ウメザキウツギ」(梅咲き空木)

「マルバヤナギザクラ」(丸葉柳桜)等 、英名 Common pearbush

バラ科、ヤナギザクラ属、落葉高木、中国原産、学名 Excorda racemosa

似た花には、「ヤナギザクラ」  Exochorda erratifolia  が有り、似ていて一見、見分けが難しいのですが

「リキュウバイ」の花の中心が茶緑色に対して、後者は、褐色なので、一応の区別の目安とします。

<上図をクリックして拡大すると、一層鮮やかに>

英名   Common pearbush は、蕾の色、形に由来するとか、確かに真珠です。

八重の花も

羽根の様な稜を持った実を稔らせます。

下図は、「利休梅」の別名 「バイカシモツケ  /  梅花下野」に似た名前で、アバイカウツギバイカウツギ  /  梅花空木」)です。

5月頃から咲き始めます。


春に咲くー№5「クレマチス・アルマンディー」

2024-04-13 | 植物 花

今日の樹木花は、「クレマチス・アルマンディー」の花です。

<「クレマチス・アルマンディー」>

原種からの改良種とのこと、夏に咲く「センニンソウ」(仙人草)の仲間で、芳香が有ります。

花の中心の花芯が黄色で、清々しさを醸し出します。

艶やかな細長い葉を着けた蔓が、絡まり付きます。

キンポゲ科、センニンソウ属、常緑蔓性多年草、中国原産、学名  Clematis armandii

”早春のクレマチス” 「クレマチス・アルマンディー」の花期も終りました。

アルマンディー系の原種「クレマチス」の一種です。

白い色の4弁~6弁花を咲かせ、芳香が有ります。

キンポウゲ科、センニンソウ属、常緑蔓性多年草、中国、ベトナム原産、学名 Clematis armandii


開花前の蕾の様子です、紅色に染まって綺麗です。

他の画像は、gif にしましたので御覧下さい

 ”春咲きの「クレマチス」”「クレマチス・モンタナ」も 咲き続けます。

<「クレマチス・モンタナ」>




春に咲くー№.4 「ドラセナ」の花

2024-04-11 | 植物 花

今日は、「ドラセナ・レフレクサ」の花を挙げます、チョット珍しい花です。

<「ドラセナ・レフレクサ」>

開花は、数年間隔で花を咲かせますので、滅多に視る機会が無い花です、、濃い緑色をした披針形の葉に黄色い斑が鮮やかです。

葉を愛でる観葉植物としても 知られていますが、花も綺麗です。

種類としては、50種以上も在るとのことですが、葉に黄色い斑が縦に入り、黄色い花を咲かせる

「ドラセナ レフレクサ ’ソング オブ インデア’」Dracaena reflexa 'Song of India'

「ドラセナ フラグランス  'ソング オブ ジャマイカ’ 」の花を挙げてみました。

他の「ドラセナ」の主な種類は、「ドラセナ・スルクロサ ’フォロリダビューティ-’」 D.surculosa 'Florida 'Beauty'

「ドラセナ ’ワーネッキー」  D.deremensis 'Warneckii' 

「ドラセナ・サンデリアナ」  D.sanderiana、「ドラセナ・スルクロサ ’フリードマニー’」  D.surculosa 'Friedmannii

ですが、見栄えは、「ドラセナ レフレクサ  ’ソング オブ ジャマイカ’ / インデア’」等が人気です。

リュウゼツラン科、ドラレナ属、非耐寒性多年草、アフリカ、マダカスカル島原産


上図の様に長い筒状の蕾ですが、下図の様に開花すると見栄えが一段とアップします

葉は、観葉植物の名に相応しい黄色い斑入りの綺麗なものです。