花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

夏に咲くー№16 「トウゴマ」の花

2024-08-15 | 植物 花

今日は、「トウゴマ  /  唐胡麻」の花にしました、雌花、雄花共に、花らしくない姿ですが、色合いは、抜群です。

<「トウゴマ」>

花は、総状花序に赤い雄蘂と黄色い雌蘂の花を咲かせますが、見栄えがイマイチですが

花の代わりに、棘棘の赤い実が、見栄えを代役します。

枝、茎、葉脈も赤色で、花の見劣りを支えます。

花と実が、同時に着けるので、比較ができ、其の差が、歴然とします。

葉は、掌状で、5から10裂して、色も豊富なので、観葉植物としても愉しめます。

 蓖麻子油(ヒマシユ)の原料の「唐胡麻」ですが、秋には、葉茎が赤く染まり、黄緑色の花を咲かせます。

雌雄同株で、花序の上部には、雌花、株には、雄花を咲かせ、同時に赤い実も着きます。

掌形の葉は、艶やかで観葉植物としても愛でることができます。

エジプト、インドでは、古代から栽培していたそうです。

トウダイグサ科、トウゴマ属、非耐寒性j常緑低木、東アフリカ、インド原産

学名    Ricinus communis英名    Castor beans、Castor oil plant、

別名「ヒマ」(蓖麻)、学名の   Ricinus  は、ラテン語でダニの意味するとか、果実が、<ダニ>に似ています。


下図は、黄色い葯を多数着けた雄花と、赤い色の奇妙な形の雌花です。


他の画像は、動画にしました、食傷気味ですが ・ ・ ・

下図は、熟した果実と種子です、果実の白い筋が裂けて種子が飛び出します。

矢張り、種子が<ダニ>ですか、艶やかな胴体がソックリです。


夏に咲くー№ 15 「向日葵 `テディベア`」

2024-08-11 | 植物 花

夏の花の代表「ヒマワリ  /   向日葵」の一種「ヒマワリ`テディベア`」を挙げてみました、「ヒマワリ」の特徴の一つの

舌状花が、一般の「ヒマワリ」とは、違った姿の「ヒマワリ」です。

下図が、一般的な「ヒマワリ」を UP したものです、回りの舌状花が、少なく、中心部の様子が、よく視れます。

<  クリックで拡大すると、一段と絶妙な細部配置を見る事が ・ ・ ・ >

 

夏を代表する花「ヒマワリ」の種類も多いのですが、今日は、其の中の八重咲きの「テディーベア」を挙げてみました。

縫いぐるみのテディーベアーの毛並みに似てる故に名前とか名前とか

<「ヒマワリ 'テディーベアー’」>

「ヒマワリ」は、キク科、ヒマワリ属の非耐寒性一年草、北アメリカ原産

学名   Helianthus annus、英名   Common sunflower

別名「ヘリアンサス」、「ニチリンソウ」(日輪草)等

頭状花序に、周りを舌花で、中心が筒状花で構成する花が、多いのですが

今回は、矮性の八重咲き「’テディーベアー’」です。

小さな花弁が、中心迄密生するので、モコモコ感がして、丸で、縫いぐるみの テディーベア です

学名   Helianthus sunflower 'Teddy Bear'、英名   Teddy Bear Sunflower

尚、八重咲きの種類には、花弁が、「テディーベアー」より 密で無く、周りの舌状花が大きい

「ひまわり ’東北八重’」が、有ります。

開花前は、一般の「ヒマワリ」と同じ様な姿です。



テディーベアー’ の名前は、花弁の様子が、縫いぐるみ テディーベアーの毛並みに似ているからとか

<他の画像>


夏に咲くー№14 「ベラドンナリリー」と「アマクリナム」

2024-08-08 | 植物 花

今日は、ヒガンバナ科の花「ベラドンナリリー」と「アマクリナム」の花にしました。

<「ベラドンナリリー」>

花茎の先端に筒状の花を咲かせます、花弁が大きく開き、「百合」の花に似ています、花色は、白、ピンク、赤が有ります。

開花期には、葉が出ず、花後に艶の有る肉厚の葉が出て越冬します。

花の姿は、同じヒガンバナ科の「ネリネ」(ダイヤモンド リリー)Nerine Hybrids 

「アマクリナム」  Amarcrinum memoria-corsii  に似ています。

以前は、春に咲く「アマリリス」と同じアマリリスに属していたが

現在は、「アマリリス」は、ヒッペアストラム属に移行し、「ベラドンナ リリー」は、アマリリス属になります。

「リリー」の名前が付いていますが、「ユリ」の仲間では無いのです。

別名に「ホンアマリリス」の名前が、付いていますが、ヒッペアストラム属の「アマリリス」と

区別する為の命名の為とか、正真正銘の「アマリリス」の意味です。

「アマリリス」と「ベラドンナリリー」の違いは、前者の葉が、常緑で、開花前から付いていますが

後者は、開花時には、葉が、展開し無いことです。

ヒガンバナ科、アマリリス(ブルンスビギア)属、半耐寒性球根、南アフリカ原産、学名   Amaryllis belladonna

英名   belladonna lily、別名「ホンアマリリス」、「ネキッドレディー」

*「ホンアマリリス」は、アマリリス属の ”本当の「アマリリス」” の意味を著して

「ネキッドレディー」は、 で葉が出る前に、花が咲くので、衣服に覆われていない裸の淑女の意味とか

尚、ベラドンナは、イタリア語で<美しい淑女>とか、”一糸纏わない淑女” です。



他の画像は、動画にしましたので、御覧下さい。

因みに、下図は、お馴染みの春から初夏に懸けて咲く「アマリリス」<「ヒッペアストルム」Hippeastrum です


 

此の時期には、似た花の「アマクリナム」も咲き始めます、

花色は、ピンク、花径10CM、草丈は、80CM位になります。

花の筒部は、細く曲がります、細長い葉が、根生します。

10個から15個位の花を咲かせ、芳香有

ヒガンバナ科、アマルクリヌム属、半耐寒性球根、南アフリカ原産

学名    Amacrinum memoria - corsii、英名   Amacrinum 、別名  「アマルクリヌム」



夏に咲くー№13 「ゴジカ」、「ゲウム」の赤い花

2024-08-02 | 植物 花

今日は、<樹木花>を暫く休みにして、<草花>にしました、今日は「ゴジカ  /  午時花」と「ゲウム」の赤い花を挙げてみました。

熱い夏の炎天下を著わす様に、深紅の色が、鮮やかです。

<「ゴジカ」>

 最初の赤色は、「ゴジカ」(午時花)の花です、“午(うま)の刻” 午前11時から午後2時頃に咲く花に因る命名とか

実際は、正午頃咲いて、翌朝早く落下します。

面白い命名の理由です、一日花で、花が、開花の状態で、落下します、「椿」の花の落下状態に似ています。

萎んだりしないで、咲いた時と同じ姿で散るユニークな性質を持っています。

細長い葉の縁が、大きなギザギザの鋸歯で、古代の刀剣の様です。

日本には、薬草として入ってきた経緯が有るとのことですが、今では、専ら観賞用です。

木の回りは、落下した花で、花の絨毯の様な風景になります。

花色は、両性花で、花径約4cm位、赤み掛かった橙色です、葉は、細長い鋸歯で互生します。

アオギリ科、ゴジカ属、非耐寒性一年草、インド原産、学名   Pentapetes phoenicea

英名 Midday flower、別名「ペンタペデス・フォエニケア」、「ヤラクキンセンカ」(夜落金盞花)<



 

次は、「ゲウム」 Geum spp別名「セイヨウダイコンソウ / 西洋大根草」です。

深紅の花色が鮮やかな此の時期に咲く「ゲウム」も愉しめます、載せてみました。

<「ゲウム」>

「ゲウム」は、此の仲間の属名で、日本の「ダイコンソウ」(大根草)  Geum japonicum

「チングルマ」  Geum pentapetalum   等が 有ります。

「ゲウム」の花色は、黄色や橙色が多いのですが、

今日は、ヨーロッパで作出した「ベニバナダイコンソウ」紅花大根草を挙げて見ました。

「大根草」の名前は、葉が「大根」の葉に似てるからとのこと、朱色が鮮やかな園芸種です。

花の色は、赤以外に橙、黄色、一重、八重などの品種が有ります。

バラ科、ゲウム(ダイコンソウ)属、多年草、学名   Geum coccineum


<他の画像>