FM大野の踏み跡日記

山歩きのことなど

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2012-03-30 18:41:54 | インポート
吉本隆明さん2冊。
幸福論と遺書っての読んでみました。
わりと平明に冗長度高く書いてます。
死んだら死にきりでいこうってな感じで 腑におちるです。

普段 フィクションしか読まないし こういった思想本はこの先も
そう読むことはないと思うけど
だれかがこういったものを考え続けていてくれることはいいものです。
山を登っている時の、脇を流れる沢水みたいなものですか。



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5 コメント

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Unknown (蔵前)
2012-04-04 00:33:49
こんばんは。吉本隆明はどちらかというと尊重していた物書きですが、バブル初期の吉本・埴谷論争でやっつけられた故・埴谷雄高が私の先生の『近代文学』三人組の仲間なので、自分の中ではやや微妙な位置取りというところです。その論争のころの吉本の議論を数年前読み返したら「ちょっとどうかな」と思うところが多かった。当時は「なるほどナ」と結構説得的に思ったのに。まあ、これはこっちが時代と共にフラフラしてるからにすぎないんですが(笑)。
「死ぬと神様になる」という日本の伝統がいまだ生きてるのか、新聞はずいぶん吉本隆明持ち上げてましたね。ただ吉本が、9・11で飛行機に乗っていて自爆させられた乗客は被害者だが、貿易センタービルに勤めていた人間は100%被害者とは言えないという意見の持ち主だったことまでは、新聞は書かない。なかなか思い切った単純なことも言う人で、「どちらかというと尊重してる」のはこの辺のところです。
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Unknown (FM大野)
2012-04-04 19:39:01
こんばんは。
吉本・埴谷論争って、知らないのでネット検索したら
コムデギャルソンとかいうファッションブランドを着たのが許せんとかで始まったようで、なかなか当時おもしろいことやってたのですねえ。
このブランドいまでも相当健在ってとこがすごいな。
思想家は思い切ったことばんばん言ってくれてかまわないです。とりあえずそこから逃げ出したりしないのが条件ですが。
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Unknown (ノラ)
2012-04-04 21:25:47
埴谷-吉本論争ってありました。当時コムデギャルソン着たって別にいんじゃない。消費世界の中で着たいもの着るなら。ただし広告塔のようなこともあったのだろうかと。人と論争する時の吉本はかなり喧嘩に勝つことを優先する人でしたから。武に似たところが,下町の人となりがでてるような。それに比べて埴谷雄高は紳士ですからね。死んだ人は神様にしてしまう新聞はどうかな。
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Unknown (FM大野)
2012-04-05 23:02:47
口喧嘩に勝ちたい吉本さんは想像できます。ちょっと前、NHKでいとい重里だかが世話を焼いてた隆明さん晩年の講演会みましたけど、のべつまくなししゃべりっぱなしであれは相手に口を挟まれたくない気分なのかな。先に読んだ2冊では特に評論としてはなにか語ってはいなかったみたいで単に今価値ある作家は村上春樹と龍ってゆうくらいで、この提示のしかたはピーターバラカンと似ていなくもないかも。でもわたし影響うけて今頃限りなく透明に近いブルーなんぞ読んでみました。この作品は物語とゆうより詩ですかね。
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Unknown (蔵前)
2012-04-06 00:20:27
村上春樹はどうも私、受けつけないんですが、村上龍なら「エクスタシー」が一押しです。凄いですよ。「イン・ザ・ミソスープ」もエンタメスリラーとして超面白。
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