Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

☆ハラハラドキドキ 初日のローマ

2024-08-21 01:05:07 | ☆イタリア 記憶の風景

ヴァチカン庭園からの眺め

正面に見える建物は絵画館(ピナコテカ)

 

 

今日の記事はヴァチカン庭園の写真尽くしで行きますね。

日本からネット予約していた「ヴァチカン庭園バスツアー」

午前10時にスタートだったのですが、

これにギリギリ間に合った!というお話です。

 

カタール航空でローマのfiumicino空港に着いたのは朝の7時半。

飛行機の中で何もしないで食べてばかりいたので

朝食は当然パス、すぐにタクシーに乗り、宿に向かいました。

タクシーは空港から市内までの定額料金50ユーロ、

ちょっとイライラする渋滞も定額だから安心でした。

ローマに着いてまずしなければならないこと、

それは 前回お話ししたe-simの設定です。

何しろ初めてのことだから緊張したけれど、思ったより簡単に設定が進みました。

これで安心!と思った矢先 早速ローマのアパートのオーナーから

WhatsApp経由でメールが来ました。

何時に着くのか?というものでしたが、

朝の到着時間も確認してチェックインは2時からだけど

美術館の予約時間もあるので荷物だけ預かってもらえるOKももらっていたのに

「どこの航空会社で便名は?」などど聞かれ

「何でそんなん聞くん?」と思いながらも便名を調べて返信したりしました。

ローマ、朝の渋滞のタクシーの中のやりとりです。

 

オーナーは「その時間は自分はアパートにいけない」

「10時半なら着く」と、呆れた返事。

「アパートにいない?荷物はどうしたらいいの?」と私。

しばらくして、画像付きのメールが来て

「ここに荷物を預かってくれるところがある。アパートから近いからそこに預けて。

私はアパートで待っている。」という返事。

どんなところかわからないけど、アパートには近いから

とりあえず行くしかないか!とタクシーで行ってもらうことにしました。

 

ところが、行ってみると そこは 無人の荷物預かり所。

コインロッカーがあるだけで、しかも空いているのはゼロ、

第一 大きなスーツケースなんて無理なサイズばかり。

ネットの画像だけではわからなかったのです。

オーナーに電話!

「指示されたところに行ったけど、無理だった。どうしたらいいの?とにかくアパートに行きます。」

ブチ切れ寸前の私。こんな切羽詰まったときのイタリア語、

相手に通じているのかどうか・・・

あんなにメールはすらすら行ったのに、電話は声が途切れてうまく通じないのです。

 

 

簡易コインロッカーからアパートはすぐでした。

中庭のある立派なビルで、入り口の大きな門は開いていて、

中にこの建物の管理人さんの詰所があるようなところでした。

男性が一人私たちに声をかけて来ました。

その人が管理人さんのようで、アパートのオーナーのことも

よく知っているようでした。

ここで またメールのやり取り。

「着いた。早く来て。」

「10時半になる」

「10時に予約してるから遅れたら庭園バスに乗れないやんか!」

 

「オーナーは10時半しか来れないんだって!どうしたらいいの?

もう時間がないよー」と、なんかずっと心配してくれている風の管理人さんに

嘆いていたら、な、何とその管理人さんが

「だったら 私が荷物を預かってあげる。ここでしっかり見てるから行って来なさい。」

と 一言。

「えーっ?いいんですか?ありがとうございます。」

 

その時、管理人さんは私たちの神様、仏様、法王様になりました。

荷物を預けて、ヴァチカン美術館の入り口まで歩きます。

当日券で入る人たちの長い列を抜けて予約の列に着いたのは5分前、

何とか間に合って、手続きをして、バスに乗れました。

窓のないオープンバスで45分、

ヴァチカン市国にありながら知らなかった広大な庭園をイヤホーンガイドを聞きながら進みます。

バスに乗り、庭園の至る所から見えるクーポラを眺めて、

やっとローマに来た感じがしました。

このあと、美術館もセットになっているので見学。

ヴァチカンは広くて観るべきものが多すぎるのですが、

今回は 絵画館から回って見たので比較的楽に観られました。

絶対に外せないシスティーナ礼拝堂では、ゆっくり天井画を愛で、

初めて経験したクラシックなエレベーターで出口付近まで来て、

途中、別行動をした友人を待っていると

カナダから来たという中学生?が話しかけて来ました。

日本が大好きなんだとか、日本に遊びに行ったとか。

涼しい綺麗な目の少年だったなあ。

今回の旅の中で、日本に行きたい!という人より

日本に行ってよかった!という経験済みの人が多くなっていると感じました。

アパートのオーナーからメールが来ました。

「美術館はどうだった?アパートで待ってます」

「親切な管理人さんのおかげで予約時間に何とか間に合いました。」

もう、文句もいっぱい言いたかったけれど、

何だか面倒くさくなって言いませんでした。

オススメのレストランもメールで教えてもらって

行ったら、とても美味しかったしね。

ま、いいか。

次回は その美味しかったレストランから夜のサンピエトロ広場までをアップしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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☆ 旅のスタイルが変わった! e-sim のススメ

2024-07-20 22:57:19 | ☆イタリア 記憶の風景

↑バチカン美術館

場所はランダム。

気になった写真を並べての記事になります。

 

 

 

今回の旅のスタートはローマから。

イタリア初めての友人のリクエストでバチカン美術館を訪れることにしました。

すでに数回訪れている他のメンバーはオープンバスでめぐるバチカン庭園ツアーに先に参加、

お昼に合流するようにそれぞれインターネットで予約完了。

ローマ着は朝早くだったので、まずはお宿に荷物を置かせてもらって

美術館に入場できるように、バチカン近くのお宿を予約しました。

到着時間を知らせて荷物も預かってくれるやりとりも完了。

 

 

 

その連絡がスムーズに行ったのは

WhatsApp Messenger(ワッツアップ メッセンジャー)

Metaが所有するフリーウェアで、

インターネットを通じて無料でテキストメッセージ、写真、動画を送信したりできます。

電話番号がアカウントになるのでLINEに似ていますね。

イタリアで今回泊まるホテルやアパートのオーナーもWhatsAppに登録されていたみたいで

連絡は日本からでもイタリアでも変わらず素早くできました。

便利、便利!

 

 

今までは 空港やホテルのwifiを使うだけで不便でしたが、

それを解消してくれたのが今回初めて使ってみた e-sim です。

e-simとはスマホ本体に小型チップが埋め込まれた内蔵型SIMで

抜き差しする必要がありません。

 

 

 

使用できる機種なら とても便利、

(私は6年半も使っていたスマホをこの機会に機種変)

空港で借りたり、現地でSIMを買ったりしなくても大丈夫。

保険にも入らなくて済むし、実際お安くなりました。

 

 

友人たちもそれぞれ好みのe-simを選びました。

特に問題はなく、思ったより簡単でした。

これからは e-simの時代かも。。。

 

思えば海外旅行の申し込みも旅行社まで出かけて行った時期もありました。

 

それが、ガラッと変わったのは「インターネット」の普及からかな?

それでも

重たい「地球の歩き方」を持って街を歩いたこともありました。

電子辞書もない時代は ポケットタイプの辞書をコートのポケットに入れて

いちいち単語を調べたりしました。

あー、重〜

 

今回、ペラペラの地図さえ持っている人は少なく、

その代わり、みんなスマホを頼りに歩いているようでした。

 

 

大きな一眼レフカメラを持っている人も少ないように見受けました。

 

 

道に迷って人に尋ねる機会も少なくなったように思います。

Googleマップは大活躍!

 

今回も次に訪れたオルヴィエートの街でアパートまでGoogleマップを使って歩いたのですが、(歩こうとしたのですが)

近道だと思って行ったら、石畳の坂道がずっと続き、

なかなか到着できないでいました。

そんな時 アパートのオーナーさんからWhats Appにメールがきました。

『到着が遅いけど、今どこにいるの?』

通りの名前を知らせると、しばらくして 迷子の私たちを迎えにきてくれました。

 

今回の旅ではWhats Appになんども助けられ、

翻訳アプリやマップアプリの力も借りました。

確実に旅は進化しています。

 

 

 

 

 

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☆イタリアから帰りました ( Veneziaの空港から帰国)

2024-06-24 00:39:01 | ☆イタリア 記憶の風景

 

 

「行くぞ!イタリア」と、このブログに書いて、

5年ぶりに本当にイタリアへ行ってきました。

ただ今回は、帰ってからの時差ボケがひどく

元に戻るのに時間がかかってしまいました。

ずっとグダグダ。。。

ま、それも時間が解消してくれて、今に至ります。

上の写真はVenerziaです。

Veneziaの入り方、出方は色々あります。

水上タクシーで行くのが一番便利で楽チンと思いますが、

(すごい)円安でもあり、

まだ試していなかった乗り合いの船で空港へ行くことにしました。

ここ、サン ザッカリーアからだと15€。

普通のバポレットとは別料金ですが、乗っていれば空港に着きます。

リド島やムラーノ島も寄って本島に沿って約1時間と15分。

これはお得な出方(入り方)だと思います。

前日、波が高くて 船酔いを心配していた私でしたが、

当日は瀬戸内海並みの穏やかさで 大丈夫でした。

空港へいく船着き場も綺麗に便利になっていましたよ。

旅の記憶が冷めないうちに

今回も色々あったズッコケ記事を書かなくては!

 

と、毎回 多分言ってるよね、私。

 

 

 

 

 

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イタリア語 の第一歩

2024-05-23 23:51:16 | ☆イタリア 記憶の風景

 

「なんでそんなにイタリアが好きなの?」

と 聞かれました。

答えは色々あるけれど、

「やっぱり イタリア語かな」

「ほう、どうしてイタリア語なの?」

と、又聞かれます。

1997年にツアーでイタリアへ行って

スリに遭うわ、中耳炎になるわ、で散々だったくせに

2000年に友人とまたツアーでイタリアへ行きました。

最初のイタリアで 言葉が通じなかった経験から

1から5までの数字と

「トイレはどこ?」

「これください」

「いくらですか?」

くらいの簡単なイタリア語だけを丸覚えして街歩きをしたら

結構通じて。。。

というか、イタリアの人が察してくれて

なんだか嬉しくなりました。

言葉が通じるって楽しいやん!

 

一緒に行った友人にラジオ講座のことを教えてもらい

始めたのが上の写真のテキストです。

講師は白崎容子先生、

イタリア語のダイアログは ダリオさんはじめ 個性あふれるイタリア人メンバーが話してくれます。

その会話が面白くて 今もその声がはっきり聞こえてくるから不思議!。

その会話文を使って見たくて、無理やり覚えて

次に行ったイタリアは送迎付きのフリープラン、フィレンツェ7日間でした。

ツアーでは多分ないだろうマイナーな美術館をめぐり、電車に乗ってちょっと遠出をしたりしました。

喉がカラカラになる程緊張の連続でしたが、

少し言葉が通じるだけで できることが増えていくのが嬉しくて・・・

(イタリア語を話す旅人に イタリア人が優しいからだと思います。)

 

それから何年か経って独学の難しさを知り、週一で語学学校に通い始めました。

そこでイタリア語が好きな仲間と出会い、

一緒に旅をして、

ますますイタリアとイタリア語が好きになってしまいました。

あの頃はよく勉強していたのですが。。。

旅へ行けない状況が何年か続いたのち、

この度やっと「行くぞイタリア!」と友人との旅の計画を立てました。

あれ?イタリア語大丈夫かな?と不安がよぎります。

そうだ。

もう一度、初心に帰ろう!

最初のラジオ講座を見直そう!

そう思って 本当に久しぶりに手に取ったテキストを見てびっくり!

これって入門編になっているけど、

そうじゃないです。

あの時はわからなかったけれど、

旅に使える実用イタリア語がてんこ盛り、

文法も含めて丁寧な解説があります。

一番初めに出会ったイタリア語のテキスト、

私のイタリア語「第1歩」がこのテキストで 本当に良かった!

もう一度 見直して イタリアへ行ってきます!

 

 

 

 

 

 

 

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☆弘前の桜が見たくて

2024-04-25 02:40:28 | 旅行

弘前はお寺が多い街

最勝院五重の塔の桜は見事でした

 

JALのセールで青森までの航空券がお安く買えたので

ずっと昔から行きたかった「弘前」の桜を目指しました。

毎年、開花が早くなるのを見込んでホテルも予約。

「早く 暑くなってくれないかな、お願い!」

暑いのが苦手な私ですが、今年は違いました。

桜の開花が全国的に昨年より遅かったからです。

 

予想は外れたかな?と思っていたら、

その日は汗がタラタラ出るほど暑くなり、27度超え。

駅前の特設貸し自転車で弘前公園まで行くと

お堀の桜はいい感じに咲いていました。

 

お昼はホテルのカフェでサンドイッチを。

追加で頼んだ「タルトタタン」が美味しかった!

青森県はリンゴのスイーツが美味しいと聞いていたので

あれこれ食べてみようと決意!

(その結果はきっちり体重計が示していましたが・・・)

 

 

弘前の「洋館」めぐりも楽しいです。

カフェになっているこちらは「弘前学院外人宣教師館」

下の赤い屋根の建物の隣にあります。

 

旧弘前市立図書館

中も見学できます。

カフェではありません。

 

 

 

 

夕方、ホテルの部屋の窓からの景色。

岩木山が見えました。

明日も晴れそうです。

 

次の日の朝、 岩木山がくっきり。

今日は 朝から自転車を借りて 西の濠の桜を目指します。

 

 

まずは弘前市役所へ。

さくら祭りの時期、屋上を開放しています。

いい眺めです。

隣の洋館は スターバックスが入っていました。

 

 

西の濠では桜のトンネルが続きます。

赤い春陽橋のそばにあるお蕎麦屋さん「野の庵」でお昼。

お店の中から桜を眺められます。

結局 弘前公園のお堀を1周したことになりました。

 

 

岩木山がお堀に映って見える絶景ポイント。

桜をこんなに見たのは初めてです。

弘前市の桜の管理に感謝!

 

帰る日は朝から雨となりました。

青森駅近く、ラ ワッセで ねぶたの展示を見た後、

「A-Factory」内にある「スキップエッグ」で

旅の最後にアップルパイを食べました。

これがまた美味しくて・・・

桜とりんごのお菓子に包まれた幸せな旅になりました。

 

 

 

 

 

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